それは前からわかっていたこと、というのが・・・

投稿者: | 2006年4月6日

それは前からわかっていたし、だから言っていたでしょうが・・・、というシーンに直面することがある。何と言うか、ちょっとは人の意見に耳を傾けて欲しかったなあ、と感じても後の祭り。
「そういう風にしていると、後でこうなってしまうよ」と最初は何度も言っていた。ある程度まではそれを続けていたものの、その指摘を具体的に想定する能力がないのか、それとも単に歯向かっていたのか、あるいは何らかの目的があったのか、全く聞き入れない姿勢にあきれて放置したわけで。結局もう随分と時間が経った後に「こういう問題が起きたんですが、どうしましょう」って。それはないでしょう。
 「それ見たことか」とか「ざまあ見ろ」という言葉は嫌いだし、そんな声を掛けることは在り得ないですが、でも、どうしてそうなったのか、よく考えて欲しいと思う、そういう人には。
 何事にも超自信家な人の下で育つと、その人の目を通して社会を見たり、他者を評価したりする、依存的な人間になっている場合がある。そしてそこでは絶対服従することが生きる術なので、自然と親分と調和した視点を身に着けて、その一家以外に対する評価は親分次第、となる。こうなると、その視点は、超自信家とは言え他者の視点をも踏まえているので、あくまでも独善的なものではなく一般的な視点から見たものだと錯覚している。実は、外側から見れば親鳥の目を通してだけ社会を見て、そこから出られなくなっているだけなのですが。
 結局色んな人の意見をとりあえず素直に聞いてみる、ということが捨て去られてしまう。ま、こんな風にカルト集団にはまってしまう学生さんが結構いるわけで、思考停止した彼らを救う手立ては、とりあえず話を聞いてあげることしかない、とも聞きます。いやいや、ゼミとか身近なところでカルトにはまった人がいたわけではないんです。今年度は久しぶりに1回生ゼミを担当します。妙な組織にはまっていくことのないよう考えておかないといけないわけで。