大阪伊丹から松山へ

投稿者: | 2006年10月2日

先日の大阪出張、ま、帰り道は色々ありながら。
 まず、伊丹空港からの飛行機の出発が遅れるとの情報が早々に。でもその乗るはずの飛行機、遅らせた出発時刻の30分前になってもまだスポットに到着していない。通常は50分間程度はスポットにいて、機内清掃したりするはずのところ。で、パイロットさん2人はPBBの階段下で、客室乗務員さんは搭乗口の手前の陰でみんな準備万端待っている。もしかしたらシフトチェンジで追加の残業だったんですかねえ、この皆様。ご苦労様です。
 そんな様子を見ていると今度は清掃員を乗せたマイクロバスが到着。実はこれが2台目。普通は1台分で仕事には足りる。みんな助けに集まっているのかな。結局到着便も結構遅れたわけですが、みんながんばってました、はい。で、出発は定刻から27分後、変更後の出発時刻からも7分の遅れで動き出すことに。松山到着は9時15分を過ぎますわな。
 で、プッシュバック完了後、Safety instructionのビデオが流れるわけですが、後席向けのスクリーンに映像が出ない! すかさずCAさんの前方へのNGサインで冒頭からやり直し。でもやり直しても出ない・・・。そこであきらめて業務連絡のアナウンス。
「客室乗務員は非常用設備ご案内の定位置についてください」
 何かビデオで見るものを生で実演されるとインパクトありますね。ビデオスクリーン付きの飛行機に乗ることがほとんどだから、ここ1年で2回目くらいですが、見ているこっちが照れてしまいます。今日のアナウンスは前回のケースと比べて超スムース。早口すぎるくらいでしたが、メモでも見ていたのかなあ。
 とまあこんな調子で、滑走路32Lに向かいます。すぐ前にはおそらくANAの最終東京行きであろうB777がおり、こっちは離陸待ちの列の3番手。最後尾に付けたところでパイロットさんから遅れた事へのお詫びのアナウンスと順番待ちの解説。そして777に続いて離陸。何か離陸滑走の時には後方乱気流かなというくらいに左右に揺れて。先行機がスクリーンに映る程の近さだから限界だよなあ。
 その後は東京行きを追いかけながら、あちらは左に去っていく、こっちは右に旋回。YODOポイントに出る前にはもうベルトサインが消されて。この早さはもしかしたらドリンクサービスを提供する時間への配慮かもしれません。この路線では空いていない限りドリンクサービスはありません。ベルトサイン消灯時間が短くて普通なら全員にサービスできない。なのに、今日は遅れたための特別の配慮かな?たぶんそういう風に打ち合わせしたんでしょうね、と勝手に想像。ポンカンジュースを頂きました。
 その後は超高速という印象。低い高度でスピード出すモンだから摩擦音というか、結構ゴーというエンジン以外の音がうるさいくらいでした。ガンガンに飛ばしてくれるもんだから、降下時も速度制限のかかる高度になる直前にグングン減速という印象。スピードブレーキ引いてる音と振動が結構長く。がんばってくれるわけね。 ま、客に対する遅れもあるけど、松山空港の門限9時を過ぎるわけで、色んな意味で早く着きたいわけでしょう。
 最後も当然ILSではなくビジュアルアプローチ。しかもトコトンまで滑走路に正対させずに滑走路端に向かうショートカット。うーん、すごい。ホント、がんばってくれますねえ。いやあ、感謝感謝。スポットに停止する直前にもコックピットからお詫びの一言があったり。我々を乗せた飛行機が到着すると管制塔の室内にも灯りが入って、あちらもお仕事完了!という感じ。駐車場も時間延長で開けてくれていたようで、感謝、感謝。
 ま、遅れながらも配慮の行き届いた、気持ちのいい旅でした。