県庁に初めて入った!

投稿者: | 2006年10月12日

 市役所に比べてあまり行く機会がないのが県庁。
 大阪出身の人間にとっては「県庁」という言葉自体に馴染みがないわけです。そりゃそうです、大阪の場合は「県庁」ではなくて「府庁」ですから。逆に、全国のほとんどの人にとっては「府庁」という言葉の方が馴染みがないんでしょうね。
 それはさておき、10年この街に住んでますが、愛媛県庁に足を踏み入れるのは今回が初めて。電車やクルマで前を通ることはよくあるのですが、向こう側に入ったことがありませんでした。重厚な建物だし、今日は堂々と中に入れるのでカメラでも持って行こうかと思いましたが、仕事で行くのだし、と考えて、とりあえず今日はやめておきました。一応自由に見学できるはずなので、また今度カメラを持って入ってみようと思いますが。
 建物に入ってからのこと。階段付近に来て、二階がチラッと見えるわけですが、そこには「階梯」のように見える文字が。一応視力はかなり良い方なのですが、薄暗いのと、アングル的に斜めから見ているせいか、よく見えません。
 「階梯」とは階段というような意味合いで、「(1)物事を学ぶ段階。また、物事の発展の過程。(2)学問・芸能の手引き。「仏語―」(3)体操器具の一。斜めに立てかけたはしご。また、それを使って行う体操。」とgooの国語辞典にはありました。原価計算を勉強した人なら、「階梯式配賦法」というので馴染みがあるはず。
 そういう先入観もあってか、「階梯」だと思っていました。「ここに階段があるよ!」という表示かな、と思って。そのまま進んで、「さあ、この階段で上がろうかな」と思ったところ、さっきの「階梯」と同じような板があり「階壱」と! これって何だ? 直感的には理解不能でした。ただ、考えてみると、「この建物って古いよなあ、ってことは、右から左に字が書いてあるのか?」
 あ、そうか、これは「一階」、さっきのは「階弐(二階)」だったんだ!
どういう見間違え?! 「弐」と「梯」では随分と字が違う。
 階を上がってまたびっくりしたのが、所々にある赤絨毯。「え?この上を歩いてもいいの?知事さんとかしか通っちゃいけないエリアに入ってしまったのか?」とビビリながら、絨毯のない隅っこを歩いてみたり。守衛さんもいないし、ま、いいんでしょうね、と少々恐縮しながらですが。
 それにしても、「階壱」など、まるで千と千尋に出てきそうな表示でなかなか面白い。こういうのは大切にしていきたいですね。今度はプライベートで出掛けて、写真に撮ってこようと思います。内部も結構いい被写体かもしれません。そういえば「世界の中心で・・・」のロケで使われてましたっけ。