今治出張

投稿者: | 2007年3月2日

昨日は日帰りの今治出張。
 母校の大学で教えを受けた先生方や今回初めてお会いした先生をクルマに乗せての山越えです。出発直前に免許証を忘れたことに気付いて取りに帰ったり、ホントは海周りで瀬戸内の風景を眺めながら走ろうかと思っていたら山から行きましょう、と言われたりと出発時から色々ありましたが。
 で、学生の目線で見ていた時の先生と、同業者として語る先生の姿は全然違っていたり、クルマの中では昔話で盛り上がったりしながらのんびりと山を越えて今治へ。当初の計画では今治国際ホテルでランチ、というのも候補だったのですが、本来の目的地が造船所で、波止浜の方向だったので、海の近くを検討しました。
 実は先日、とりあえず見学する造船所までは下見に行って、ついでに糸山公園もチェックしておきました。その時に気付いたのが「大潮荘」が改装中で閉店している。ここは私が愛媛大学に着任し、松山に初めてやってきた1996年、とりあえず周辺探索している時に見つけたお店。当時はブログなんてものは見当たらず、おいしいお店紹介のWebもほとんどなかったので、たまたま見つけた、というわけです。以前、何人かの先生とはここでご飯を食べたことがあります。
 実は閉店中という事実だけを確認して、他の候補はチェックしてませんでした。というのもその時点で「こうなったら松山で早めのお昼御飯だ!」と決めて、お店は先生方に自由に選択してもらおう、という腰の引けたような決断をしていたため。
 それが、その前日の飲み会で、松山に到着する前にうどんツアーを決行している先生方がいたり、阪神間でおいしいケーキ屋さんはここだ!という具合に、皆さんグルメ。そんな先生方に「近くの喫茶店でお昼を食べておいてください」というわけにも行かず。
 で、前置きが長くなりましたが、波止浜近くの「大浜」というエリアに魚を食べられるお店が何軒かあることを前日の晩にチェックしました。結構いい感じのお店が見つかったのですが、候補として絞ったのはその名も「大浜」というところ。それが、ネットで見る地図が結構大まかで、行ってみるまでわからない、という状態で出発していたのでした。行ってみると、波止浜方向から大浜地区に入って行った一番奥のあたりにこのお店はありました。住所でナビ検索した通りの場所にあったので、簡単にお店にたどり着けて一安心(実はナビに目的地を入力するのは、高速の交通情報に基づいたルート選択をさせるためぐらいで、知らない場所を設定することは滅多にない私なので)。
 ランチが結構ボリュームもあって、満足、満足でした。鯛釜めしを頼んだ先生もいらっしゃいましたが、さすがにランチと釜めしでは出てくるタイミングが随分と違うわけで。我々のランチを目の前にして、それなりの時間空腹のままの待ちぼうけでしたが、釜めしも結構おいしかったそうです。
 その後はメインイベント、造船所見学へ。まあ、普通なら見せてもらえないようなところまで見せてもらったりしたので、社名は伏せておきましょう。いやあ、じっくり見せてもらって大満足です。実は20年前とか十数年前に福岡、神戸の某大手造船所を見学したことがありますが、その時よりも随分と奥深く、じっくりと拝見でき、色んな事も質問できました。いやあ、感謝、感謝です。
 そういや改めて認識したのは、造船って組立型産業なんですね。エンジンも自製できるほどの大手でない限り、鉄板を買ってきて加工したり、エンジンや部品を組み付けたりと、ある意味クルマと同じ。しかも数か月で完成させてしまうという。授業では「個別原価計算はー」と日頃説明していますが、ホー、やはり実際に見るとすごく面白い(興味深い)です。