山口宇部

投稿者: | 2007年12月2日

今朝は山口宇部で目覚めた。
 どの程度早起きできるか、天気がどんな具合か不安があったが、意外にも目覚ましが鳴る前。というのも、トラフィックの少ない山口宇部空港で多くの飛行機を見ようと思うと、8時過ぎの第1便に間に合わないといけない。
 もっとゆっくり滞在したかったホテルを後にして、空港に着いたのが朝8時ちょっと。ちょうど第1便のB767がPush Backを完了した状態だった。キャリーバッグをコインロッカーに放り込んで、とりあえず展望デッキに上がった時にはもう、Runway07のLine Up直前状態。ギリギリだったなあ、と思っていたが、何の動きもなくなった。ま、レシーバーから情報を得ていなかったのでこれも慌ててスタンバッて見たが、音沙汰なし。
 山口宇部空港はUBE TOWERではなく、UBE RADIO。その違いを正確には知らないものの、どうやら管制塔からレーダー誘導できない、ということのよう。つまり昨日も書いたと思うが、空域内に1機しか飛行機を入れられない、ということのようなのである。しかも空域と言う意味ではすぐ脇に北九州空港のゾーンがある。つまり、北九州空港で離陸、着陸がある間は山口宇部は動きが取れない?!ということのよう。
 そうこうしているうちに、トリプルの接近してくる音が。いわゆるこれがHigh Stationという奴か。空港の直上をそれなりに高めの高度で一度通過して、それをUBE RDOに連絡、その後先の方まで進んで旋回後、滑走路に向かうという何とも面倒な手順。しかもそれが空域に入ってきてから着陸してしまうまで、地上機の側はず?っと待ち続けることになる。松山空港や伊丹、関空、羽田の環境に慣れていると、”今、到着便が空港の上を通過してダウンウインド側に移動中なんだから、離陸側には支障がないはず。どうして今の間に離陸しないの?”と思ってしまう。
IMG_4875_1.jpg 結局延々と待って、たぶん20分位Hold short状態。羽田の混雑時よりも厳しそう。
 この状況をターミナルビルから見てましたが、うーん、ご覧の通りの視程です。気温が上がれば少しは澄むかなと思いつつ、防音堤の方に行ってみることにしました。
 防音堤がどんなものかわからなかったので、とりあえず道路上を端まで歩いて港の堤防に突き当たった。堤防自体はどうも期待した感じには撮れなさそう。ということで、少し戻ったところから防音堤に登ってみました。これはなかなか面白い。ILSアプローチ側の進入灯がそれなりに絡められそうかな、どうかなという感じ。と言っても、上がっては見たものの、ILSアプローチをしてくる保証はない。少ないトラフィックを逃すとショックも大きい。でも、視程はあまりよくなさそうだし、さっきのがHigh Stationから回ってきたんだからと次の到着を待つ。散歩の犬を連れたおじさんとかと挨拶を交わしながら、延々と待つ。すると、UBE RADIOに到着便からの連絡。IFRをキャンセルするという。ハア?! 東京からだとRunway25の方が無駄に飛ばなくて済むしなあ、やられました。先のB777と今の便とで2機が待機中。離陸はRunway25だろうし、ならタクシング中が真正面から撮れればOKと思って堤防上で待機。一応離陸便は予想通りでした。

 で、私の滞在時間最後の到着便、どっちから来るだろう。風が強くなって250度から。これならわざわざILS07アプローチをすることもないだろう、と思い、空港脇の公園側に延々と移動開始。吹流しも結構横を向いている。へへ、今度は逃さないぜ、と思っていたら、到着便からUBE RDOに連絡が入った。ん?ILS Runway07だって?風から考えてもRunway25じゃね?!管制塔からも念押しがあったようですが、変更せず。残念。あきらめてトボトボと。
 ということで、到着経路の予想が裏目裏目に出たのでした。山口宇部空港、防音堤からが結構面白いのかな、というのが今回の感想。出発経路はEHIME 7 Departureっていうのかな?Matsuyama Transitionが付いてました。