朝からイカをさばく

投稿者: | 2008年5月21日

一昨日、義父がイカとアジを持ってきてくれた。
 うちの奥さんは魚の獲れる町出身なのに、刺身はきらい、魚をさばくのはイヤ、ってことで、魚をもらうとさばくのは決まって私である。かと言って、私自身はそれほど海釣りをした経験もなく、魚屋さんで丸ごと一匹買ってくることもない。要するに、テレビで紹介されるものの見よう見まねに過ぎない。
 アジは一昨日の晩のうちに3枚におろしておいたので、昨日のご飯になった。ある程度の大きさがあったし、頭は落としてあったので、アジは特に苦労もせず。
 問題はイカである。イカをさばいた経験はゼロ。それこそテレビで見たことしかない。昨日の晩にさばくよう頼まれていたが、夜10時に帰宅して、「イカ3杯。さあ!さばくぞ」ってなテンションではない。結局今朝やることになった。一応奥さんがさばき方の紹介された料理本を開いておいてくれていた。
 見よう見まねというのは恐ろしいもので、指を突っ込んで、グリグリとモツ付きの足を引っぱり出した。1杯目、墨袋を傷つけてしまった。おかげでシンクのたらいが真黒である。水を流しても流しても、真っ黒。後で調べたところ、このイカはコウイカと言って、別名墨イカというらしい。さすがの墨の量。身の部分にはその名の由来である立派な「甲」が埋もれている。元々貝類だった証拠だとか。うーん、よくわからん。
 一杯目の失敗を生かして、2杯目、3杯目は墨袋を破ることもなく、順調、順調。で、一通りばらして、さらに足とモツとを分離してから参考書である料理本を読むと、「目玉をはずして・・・」とか書いてある。食べるからにはやらなきゃならない、とわかっているけど、正直言ってグロな世界である。とは言え命を頂戴している以上、丁寧に処理、食べられる部分をピックアップ。
 身と足とがきれいに並んだところで、あとは奥さんにまかせました。
 ってことで、朝から手が真黒になったりしながら、出勤したのでした。