偽札は全国ニュース

投稿者: | 2011年1月6日

松山で偽札が見つかっている事件、年始の全国ニュースで見ました。年末に大阪に移動してしまったから最初の情報を見逃したのかもしれませんが、実は年末から始まっていたようですね。そして今日も新たに確認されたようなニュースが。年末、年始と人々がたくさん集まる、忙しそうな場所を狙って移動攻撃しているこの様は、何というか狡猾というかわかりやすいというか。
 大阪滞在中に、精巧でない偽札が松山の椿神社で使用されたというニュースを見て、「あらあら、誰かのいたずらレベルかな? 恥ずかしい」と思っていたのですが、どうやらそのレベルではないのかな? 稚拙な細工というから子供のいたずらかとも思いましたが、手広くあちこちで使用しているあたり、そのレベルではなさそうです。
 ただ、今回の事件をニュースで見るたびにデ・ジャ・ビュー感が伴っていて気持ち悪くて、調べてみるとやはり何年も前に同じように年末年始に忙しそうな場所を狙って偽札が使用された事件があったようです。記憶違いでなかったという意味ではホッとしたりして。
 そういえば大学生だった頃、サイズが一回り小さいお札を発見したことがありました。でも透かしは通常通りだし、ということで、銀行に持って行って相談。すると『偽札だったとしたら単に没収扱いになるかもしれません』と。それなら、銀行に届けずに、こっそりどこかで使った方が損がないじゃないか、という考えを浮かべてしまう人もいるんじゃないかい? もちろん、偽札との疑いを抱きつつ使用したら罪に問われると考えられるわけですが、でも損をつかまされるのはなぁ、と当時思った次第。
 ちなみに最近になって調べたところ、Wikipediaにてこのババ抜きゲーム問題を回避するために「偽造通貨発見届け出者に対する協力謝金制度」があると書かれていました。その真偽や、実態として運用されているのかどうかはわかりませんが、警察庁のWebには「透かしがないなどの不審なお金を発見した場合は、最寄りの警察署へ届出又は110番通報してください。」と書かれているので、ホントに偽札っぽい場合は銀行に持って行くよりも警察の方がいいんでしょう。
 同サイトによると、平成22年1~9月の1万円券の偽札発券枚数は1,863枚だとか。ニュースでクローズアップされないところで意外と出回っているということか。