航跡

投稿者: | 2013年9月1日

自分の乗った飛行機がどんなコースを飛んだのか確認できるのは実に面白い。今日のコース、姫路以西はこんな感じ。

2013.09.01のANA595

2013.09.01のANA595

ほぼ定刻で出発したのにその時点での到着予想時刻が10分程度の遅れということだったので、「ははーん、これは悪天候で迂回するから時間がかかるんだろうな」と思っていた。でも名古屋を過ぎた頃のアナウンスではほぼ定刻に変わっていたので、天候も回復したのかな、と。

姫路を過ぎて少しずつ降下を始めると雲に入ったり出たりだったものの、岡山上空の時点で既に北に少し迂回していたようで。
そして、尾道あたりかな、と思ったあたりでは上層の雲と下層の雲の間から見える夕日がきれいだったもののしまなみ街道沿いに曲がらず真っ直ぐ行ったあたりも雲を避けたんだろう。左側の窓からはどす黒い雲が見えるばかりだった。その後上の図で見ると竹原から南下して菊間のあたりで大きく右に曲がっているが、このあたりが乗っていて一番面白かった。今日は珍しく右側席に乗っていて、針路右手に雲の切れた細い道筋のようなものが見えた。するとダイナミックに右旋回しながらそこを目がけて雲のないところにピッタリと合わせて降下を続けていく。「おそらく針路をリクエストしながら進んでるよな」なんて思いながら乗っていたが、Flightradar24で見てもすごく突飛なルートを飛んでいる。

飛行機に乗った時はたいてい、時々腕時計で針路を確認しては風景と照合しつつ位置を想定しているが、ここまでダイナミックに右に左にコースを選びながら飛ばれると感動的でもある。まあ、出発前日は帰ってくることができるかどうかさえ不安もあったわけで、無事に送り届けてくれてありがとう、というところ。