エピソード2は「ベッドタウンのフランス料理店」のお話。まあこれも予想を裏切らない展開だった。もう少し違うカラクリがあってもよかったとは思うんだけど。まあ、われわれが公開講座でパソコン教室をやってり、ホームページ作成講座をやったりするのも、ある意味ここでの話と一緒です。特別なノウハウとかを追加的に身につけなくても対応できる、いい連結事業です。
あと、エピソード3の在庫の話も面白い。会計入門のような、共通教育の講義ではここに出ていたような例をよく出しています。なぜ在庫がよくないのか、いや、適量というものはあるわけですが、そのあたりを理解していない人は結構多いはず。在庫って意外と金食い虫らしいんですよ。
エピソード4で特に気になったのは、主旨ではない「経営会計」という言葉。私の専門のひとつとして「管理会計」という名が挙がるのですが、この名称はごく一般的。ただ、意味をよく考えてみると、この本や金児昭氏の指摘する「経営会計」の方が確かにしっくり来ます。中には「経営管理会計」というタイトルの本もありますし。「どうしてこいつは会計の分野のくせに制度会計(財務会計)のことをあまりよく知らないんだ?」と思われているだろうなー、というシーンに時々出くわすのですが、ま、多くの人がこの本を読んでくれたら、理解していただけるでしょう。分野の性質がかなり違うものですから。
エピソード5は回転率の話。いきなり麻雀の話から始まったので、「ゲゲ、理解できん!」と思ったら、筆者も知らないらしくて安心した。高校以来麻雀には手を出していない。
昨日は12時に寝ようと思ってから寝付けなかったので、こうやって続きを読みました。1時半ごろには寝たのかな。読んでみてわかってきたのは、いわゆる財務会計の話だけではない、経営と会計、みたいな本ですね。