羽田~松山の最終便

投稿者: | 2005年9月3日

羽田?松山の最終便、以前は羽田を18時台に出て20時過ぎには松山に到着していたわけですが、一応地元の了解も得たというので、今は最終便の定刻が羽田19時15分発、松山20時35分着、となっています。
この便、ANAの発着情報で見ると、かなりの確率で遅刻します。15分遅れは当たり前。ひどい場合松山到着が21時を過ぎています。伊丹空港なら、裁判が行われたこともあって、21時という門限を過ぎるとイヤでも他の空港に回されたりするわけですが、松山の場合降りてきます。せめて21時は過ぎないダイヤにして欲しいわけですが。
で、昨日初めて、この遅くなった最終便に乗りました。ま、頻繁に遅れる原因は何となくはわかっていましたが、今回実地に体験できる、というのでじっくりと観察。
【(実に微妙な)原因1】
この便、いつもそうなのかどうかわかりませんが、52番スポットでした(来賓用の建物のそば)。で、飛行機というのは、搭乗ゲートから滑走路に向けて出発する際に、トーイングトラクターというものでPush Backしてもらっています。そして多くの場合、Push Back中にエンジンを始動して、Push Backが完了すれば、トラクターを切り離して、程なく滑走路に向けタクシングを開始します。
それがこの便、Push Backしているのにエンジンを始動させません。そしてエンジンが始動しないままPush Backが完了した模様。ん?どうして?トラブル?とか思いながら周囲を見ると何となく理由がわかりました。Push Backされた場所のすぐ後ろをバスなどの車両がどんどん走ってます。うーん、他のものが近すぎてエンジン始動できないのかな?
と思っていると、今度は飛行機が前進し始めました。おいおい、エンジン始動してないんだから、トラクターが飛行機を引っ張ってるよなあ、トラクターに引かれる飛行機に乗ったのは初めてだ、とか思いましたが、かなり前進したところでエンジン始動! 定刻前に扉を閉めたのに、ここまででも結構時間を要しています。
【原因2】
タクシングは程なく始まりました。つまり離陸滑走路に向けて自力の移動。この日は16R、目の前のとは反対側のものです。タクシング中に前方映像がスクリーンに出てきましたが、前はガラガラ、全く問題なさそう。で、待たされることもなくどんどん進んでいきます。そして途中ですぐ横の列にANAのB6発見。停止中です。それを追い越しながら滑走路に向かっていきます。あっちは離陸待ちの左側列の最後尾。先回ししてくれるのかなあ、とか都合よく理解。でもそのB6を追い越した直後、停止。あー、順番待ちね。この時間帯だから当然だ。そこへ客室乗務員さんとコックピットからアナウンスが。
「本日もANA599にご搭乗頂きありがとうございます。・・・えー、只今離陸する航空機が多い時間帯でございまして、管制からの指示を待っております」
これが流れてから、ぱったりと動かなくなりました。え?そんなに混雑してるの?と聞いていると、10番目!とかあと10分とか。ギョー!定刻に出ても離陸するまでに遅れるわけね。ということで、ANAには責任無いといえば無いんだけど、こりゃあ毎回遅刻するわけですな。
がんばってがんばって、揺れるところだけ減速してすぐに加速して、というメリハリのある速度での飛行で、しかも着陸後はかなりのブレーキングでタクシングも短縮してましたが、案の定、17分ほどの遅れでした。
ま、伊予鉄の道後温泉行きのリムジンバスは、全員出てくるまで一応待ってくれているんで、乗り遅れることはまずないですが。