熊本から伊丹経由松山へ

投稿者: | 2005年10月22日

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 昨日は大分でお仕事でした。当初の予定では聞き取り調査が午後1時からだったはずが、後に3時からに変更され、かつ調査後は共同研究先の方と打ち合わせがあったのでその日に帰ることも無理、というわけで大分市の隣、別府に宿泊でした。
 今日はせっかく九州に渡ったので、熊本に寄り道をしました。そのとき撮った写真がこちらです。天気がいまいち、せっかくの離着陸の時間帯に、滑走路に陽が当たらなかったりで、思うようにはいきませんでしたが、初めて行った場所にしては面白い絵になったかも。
 それと、随分と警備が厳しいなあと思ったら、夕方政府専用機が来ていました。もうこの時点では搭乗手続きをして、写真を撮れる環境になかったのが残念。
 で、その後松山に戻る手段として、熊本?伊丹?松山を選びました。夕方の乗り継ぎで松山に戻るにはこれしかない。
 離陸後は左にまわって阿蘇山の南側を通過。ほどなく大分市、別府市が見えてきました。そして当然松山上空を通過。実はその頃から揺れが始まりました。いつものように後部窓側を選んでいたせいもあり”うーん、客室乗務員さん、よく立っていられるなあ”という程度。ま、後ろから2列目である私の周囲はほとんど空席で、そういう意味では快適でしたけど。ベルトサインは消してあるものの、ずっとゴトゴト。先日来台風やら何やらで揺れる飛行機ばかり。
 四国山地上空でアナウンスがありました。高度は19,000ft。この先同じ程度の揺れが着陸まで続くとのこと、ヤダヤダ。
 やがて高松、徳島と来て和歌山から大阪方向へ。大阪に入って高度を下げてから、ちょうど雲に入ったり出たり。そんなに厚い雲ではないのに、入るとビシビシ揺れます。ゴゴゴゴゴン、って感じ。大阪の夜景がすぐ下にあるのに、そんなところでこんな風に揺れるのはちょっと・・・。堺で右に回って八尾から伊丹へ着陸。何かずっと気流が不安定でした。
 で、スポットインして降機準備をしていたら、客室乗務員さんが寄ってきました。
「この後お乗り継ぎですよね」
「ええ」
「松山に行かれるんですね」
「はい、直行便がないので」
「実はこの飛行機と私たちクルーで松山までご案内させて頂きます。」
「エーッ? そうなんですか。全然知らなかったです。」
そしたらもうお一人の乗務員さんも寄ってきました。
「この先もどうぞよろしくお願いします。」
「こちらこそ。こんなルートでも乗務されるんですか。松山に泊まられるんですね。」
「はい、今日は松山に泊まります。私たちってあちこち移動するから、今どこにいるんだったっけ?って感じになったりするんです。明日は沖縄に泊まるんだったかな?」
「そうなんですか、ご苦労様です。次便では残念ながら前の席だからお目にかかれないかもしれませんが」
「そうですか、とりあえず後ほど。大阪の滞在時間はあまりないですが、どうぞごゆっくり休まれてください。」
(そりゃそうだ、同じ飛行機に乗るとしても、乗ったままというわけには行かない)
 客室乗務員さんとゆっくり会話したのは初めてのことでした。
 伊丹?松山はさきほど通ったルートの僅かに北側を西進するルート。んなわけで乗務員さんみんな警戒して”この先揺れることが予想されます”とアナウンスをして、飲み物サービスも控えておられたわけですが、意外にもあまり揺れませんでした。ま、前方の席だったから感じなかっただけかもしれませんが。
 ちなみに松山への着陸はRunway32。滑走路を目前に右に迂回して、伊予市から左まわりで着陸する。うーん、追い風の中を低速で旋回するもんだから、ゴトゴトふわふわ揺れてました。フライトシミュレーターではいつも滑走路が正面に来ないんですが、ま、当然のように無事着陸。
 2便連続でお世話になった乗務員の皆さん、お疲れさまでした。
 そうそう、今日思ったこと、「上空には早くも冬がやってきました」