偽装

投稿者: | 2007年12月14日

今年を表す漢字として「偽」が選ばれたらしい。
 偽装問題というのが社会問題化しているわけで、一部にはバッシングのような様相。ま、賞味期限の問題の一部は、そもそも賞味できる期限そのものを変更してもよかったんじゃ?!とも考えてしまう。書かなくていい製造日を書く、というのも、動機としてはわかるものの、そこで欺いては言い訳のしようがないですが。
 で、もっともっと疑問に思うことが以前にありました。それはもう何年も前のこと。スーパーの食品売り場、牛肉のコーナーで「サイコロステーキ」というのを買い・・・。家に帰ってフライパンで焼こうとすると、ん?食品トレーから出す時点で感じがおかしい。菜箸で崩してみると、それはミンチ肉でした。粉々の肉をまとめてきて接着して成型肉とかいう呼び方をするそうですが、そういう状態のものを「サイコロステーキ」などと呼んでもいいの?と。サイコロステーキというのは、肉をカットしたものであって、カットした肉をまとめたものじゃない、と思うんですが。
 結局しばらくしてそういう成型肉を一般の肉と同じように呼ぶこと、たとえば「サイコロステーキ」とだけ書いて「成型肉」の表示をしないことは禁止されたと思いますが、うーん。成型肉って世の中にどれだけ理解されてるんでしょ。それに今やパッと見にはわからない成型肉がステーキだとか色々なものに化けているらしい。安く食べたい場合にはいいかもしれないけど、ある意味錯誤を狙っている場合もあるように思える。
 偽装とまでは言わないものの、「何それ・・・」というものが世の中に蔓延しているよなあ。
 そういや今日、大学内を歩いていると学生さんではない男性に「刑事さんですよね」と嬉しそうに話しかけられた。別に特別な格好ではなく、スーツ姿だったんですが。「ん?」という顔をしてたらさらに「刑事さんも大変ですよねぇ」と。扮装して張り込んでるとでも思われたのかなあ。張り込んでる刑事を見破ったと思って嬉しかったのかなあ。
 偽装はしてません。