先日、松山市内の大学生が殺人予告による威力業務妨害で逮捕されて、ニュースによると今日書類送検されたらしい。
書き込んだのが匿名掲示板、ということのようですが、はっきり言って一般閲覧者にとっては匿名の書き込みであっても、権力を以て捜査すれば、だいたいどこの誰かバレるものである。そのあたり、わかってやってるんだろうか・・・。しかも、今回の大学生の書いた場所では、書き込んだメッセージとともにIPアドレスが表示されるようだ。そのせいで捕まったと誤解している人もいるようだけど、そんなことは大した問題ではない。表示はされなくても、普通、掲示板では書き込んだモノのIPなどに関する「ログ」がある。あとは、プロバイダ等にも記録があるから、権限を持った人がたどるのは簡単。そういうのを知らないんだろうか。
それと、威力業務妨害ってことだから、掲示板の書き込みを受けて学校などが特別体制を採った時点で成立するんじゃないかな、実際に怪我をさせたりしなくても。単なる落書きだという言い訳は通用しない、現実の世界。
授業でもこんな話をするけど、そういう時に必ず付け加えている話がワンクリック詐欺。「あなたのIPアドレスを捕捉しましたよ、さあ振り込め」みたいな。IPアドレスがバレただけで身元がわかる、というのはよほどの特殊なケースであって、普通、一般市民のレベルでそこまでは把握できない(研究室の固定IPのひとつにはネームが振ってあるので、それからアクセスするとほぼ名前バレ・・・)。しかも、こういう詐欺を企てる連中も、わざわざ集金にくるようなビジネスでは成立しない。カモを引っ掛けることで銭もうけを企んでいるだけ。
ようするに、捜査権を持った当局が調べればわかるけど、そんな悪事を働く連中に簡単に身元がバレルことはない。”IPで捕まった”というあたりの真相を適切に理解しないと、詐欺にだまされる連中も増える、ってことだ。
別件、
先日の東京もそうでしたが、サミット対策も含め、雑踏警備などがかなり激しい様子。大街道・銀天街でも見かけました。ANAのページによると、保安検査場通過後、搭乗直前にも手荷物検査を実施することがある旨書かれていた。ま、千歳便が中心のような気もするし、現実に可能なのかどうかわかりませんが、来週末以降、かなり厳重さを増すんだろうなあ。開始時刻の都合から前日入りするけど、呑気に起きて仕事に遅れないようにしないと。