野口さんが大空のさらに上の方から帰還ということで、しかもシャトルでの着陸ではなく最後はアポロチョコのようになっての着地はなかなか面白い映像でした。あれだとピンポイントで着地点が絞れていないという感じなのかなあ。いきなり強いGに晒されてお疲れ様としか言い様がない。野口さんによる宇宙からの写真はすごく面白かった。
しかし、そのニュースはほとんど見ることができない。
今日のニュースは首相と幹事長の抱き合わせ辞任という感じで、昨日の不敵な笑みはこの抱き合わせを企んでいたからなのか、どうなのか。
こうやって短いうちに首相が交代するようでは、やはり官僚主導の方が便利というか、政治主導になれないでしょう。陳情は幹事長室に一本化といってきたが、幹事長室のメンバーが交代してしまえば、また一から説明し直して、優先順位を何とか上げてもらって、という取り組みをすることになるように思う。これまでやってきたことは何だったん?というのが、陳情する側の気持ちではないか、と。
そんなくらいなら、人事異動はするけれども官僚さんたちの方が安定的で、部員、課員が総入れ替えにならない限り、それなりの継続性も保てるような気がする(いわゆる霞ヶ関の人事なんかをフォローしたことがないので、実態は知りません)。政治主導を目指していながら、結局「やっぱり官僚依存の方がやりやすい」という印象を残してしまったのではないだろうか。
それに、対外的(国際的)にも「ああ、またあの国のリーダーは交代したのね」ということで、「閣僚と詰めの会談しても明日には消えてる奴かもしれない」などという受け止め方をされているのかもしれない。中国の首相が訪日した際に鳩山首相が「短い滞在期間に・・・」と言っていたのがすごく気になった。今頃「短い在任期間のうちにお会いできてよかった・・・」なんて冗談が飛び交っているかもしれない。
ま、とは言え、現首相は余計な欲はないんでしょう。ゴチャゴチャ言われ続けるくらいなら、サッサと去ろう、ついでに幹事長も道連れに、と言ったところか。ホントはゴチャゴチャ言われながらも道筋を付けるのが政治主導だと思うが。