ANAの搭乗口、自動改札機から紙片が出なくなって随分と経つ。これについては株主総会でも”この変更によって改札機横に立つべき人員数が3名から2名に削減できた”というような説明があったと思う。確かに最近、改札機付近に立つGHさんの数が減ったように思う。
で、これよりすごいな、と最近思うのは、Passenger Bording Bridge(PBB)の操作。PBBというのは飛行機がスポットインすると接続し、出発時には離す搭乗橋のこと(右の写真のように飛行機に接続される)。
以前からPBBの接続、切り離しともにつなぎを着たグランドサービス系の人がやっていたのだが、最近、切り離す作業について旅客サービスの制服を着た人がやっている。これまで松山や伊丹で見たので、おそらくたまたまではないんだろう(おそらく社内資格がいると思うので、たまたまはあり得ないか)。多能工化のようなもので、これも業務効率化の一環ということなんだろう。
そして、切り離すという作業に関連して「ドアを閉めているのは誰なんだろう」というのが気になる。通常、ドアを閉めるのも開けるのも客室乗務員さんではなく外に居る人。そしてドアの構造は機種によって違うので、ドアの開閉はある程度専門性がないとダメだと思う。特に開けるときは機内の与圧やドアモードの変更を確認してから開けるといった手順が必要なわけで、閉めるときよりも手順が多いはず。PBBを操作しているのは目視でGH系の人だとわかったが、ドアを閉めているのが誰なのか気になるというわけで、そのうち確認してみようと思う(いつも後ろ寄りにしか乗らないから見えない)。
ちょっと関連して、便と便のインターバル。LCCが30分程度、フルサービスキャリア(Full Service Carrier: FSC)は50分程度というのが基本だったと思うが、最近はANAでも45分あるいは35分でやっているケースがあるようだ。LCCにはないオーディオサービスのイヤホンの確認なんかもあって手間が一段違うと思うんだけど、短縮化の傾向にあるのかな?まあLCCも結局、各地の空港ではFSC系の会社に業務を委託しているんだから、同じようにやれば少々は短縮できるんだろうな。