「内平らかにして、外成る」というのは、平成という元号の語源とも聞くが、内政がうまく行かない時は外交問題に注目させる、というのが世界の政治の常套手段、だと思う。今の日本、そんな感じにも見えるんだけど・・・。
ま、外敵を作って、それに対する対抗意識を持たせて組織を固める、というのも同じような光景だと思うけど、何だかなあ。中の人は大変だ。些細なことでの勝ち負けにやたらとこだわる割に、大局的な視点が消えてたりする。勝ち組、負け組なんて言葉もあまり聞かなくなったけど、目先の勝ち負けにこだわり過ぎてたり。もちろん、運動会で勝ち負けを決めない方がいい、なんて毛頭思ってませんよー。ただ、自分が100m走で勝てるからといって、運動会の種目が100m走だけだと思い込んでませんか?ってこと。運動会は色々あって運動会。自分の得意なものもあれば不得意なものもあるだろう。でも100m走で勝つ奴だけが偉い!って主張してるみたいな・・・。
組織間競争というのが活発になるのもいいけど、大組織を小さい組織単位で区切って、それら同士で競争させると、「この方法、いいやり方だねえ。あいつら(別の小組織)には絶対教えないでおこーッ。」ってことが起きかねない。部分最適を積み上げたら全体最適になる、とは限らない。
細かいところでは損することもあるけどお互い様、大局的に見れば儲かってまっせ、という気質がもう少し復活してほしいな。