何事もなく潜伏期間が過ぎてくれるのを待つ

投稿者: | 2009年5月22日

自転車通勤していることもあってか、マスクを着用している人を見ることは少ない。土・日に大阪に居て無防備にも人混みの中に居た人間としては、もし感染していてまき散らしてはいけないので、念のためにマスクを着用。予防にはあまり効果がないとか大げさとか色々言われているが、自分がキャリアであった場合を考えて着用している。
 現実にはマスクが売り切れている、という根本的な問題があるわけで、松山のドラッグストアでも見事になくなっていた。我が家は去年末に備蓄用にと購入しておいたから着用できるわけであるが、N95の妙に大げさなものである。
 この一週間、大阪、神戸のかなりの大学では休講措置だったらしい。で、先週の土曜日の会合で一緒だった先生の所属大学のサイトをチェックすると、他大学にはない色んな対策がとられていた。自分の健康チェック用にと体温を一週間分記録するExcelシートがダウンロードできたり。そして、他地域に出張、旅行した人には報告書を提出するように求めていた。その中には
「国内外を問わず感染地域からの帰着の場合、7日間サージカルマスクを着用してください。」
とある。他大学でのこととは言え、蔓延地域ではなく感染地域とあるので、私自身はこれに明らかに該当する・・・。ということで、なるべく学生さんと接近しないようにしている。教室では下手をするとウイルスをまき散らす立場になってしまうもんだから。
 ただ、報道を見ていて恐ろしくなるのは、自分が県内第一号になったらどうなってしまうんだろう、ということ。今日も関西に旅行した人が関東で発症した旨の報道があった。「どこを通って通勤」「どのあたりに住んでる」と言われてしまいそうな勢いである。もちろん、先に発症したからと言ってその人が感染者として最初に運び込んだとも限らないし、どこで誰から感染したのかは簡単に決めつけられないはず。以前にも書いたが、どこの誰が一番目なのかは、メディアで伝える上ではそれほど重要ではないはずだもんな(医学的には意味があるかもしれないが)。
 それと、政府や地方自治体の公式情報としては今日まで
「海外渡航歴があり、帰国後○日以内にインフルエンザ様症状(発熱、咳、全身倦怠感など)が認められた方は、医療機関を受診する前に、発熱相談センターにご相談ください。」
としていた。渡航歴のない人への感染が広がった時点でサッサと改訂しろよ、と思ってた。記者さんたちはそのあたりを政府に突っ込めよォ、なんて考えていたら、今日から変わったらしい。
 ちなみに、一部自治体ではこのインフルエンザに感染・発症した人の症状が集計されている。そんな情報の方が大切だろ。
 そんなことも考えながらも、結局自分が県内第一号にならないことを祈りつつ、高熱のでない状態で潜伏期間であろう一週間が経過することをひたすら待ってきた。これまでのところ36℃台中盤までで終始している。