伽藍とバザール

投稿者: | 2009年6月25日

蝉の声っぽいものが聞こえた。テレビの中かと思っていたら、本物だったのでビックリ。もう来週には7月突入だもんな。
 週末以降の天気予報ではそこそこ雨が降るような話。天気予報の全国版で「今日もいいお天気です」って、まあそういやそうですが、このところの松山では「降ってよかったね」が合い言葉のようになっている。この調子でずっと断水が回避できたらいいな。
 そういやB787、ANAはつい先日は年度内の納入、稼働が予定されています、ってことだったんだけど、数日経ってボーイングが初飛行延期のニュースを発表している。日本の空を飛ぶのは2010年度になるのか? 元々は北京オリンピック向けにチャーターで飛ばすとか計画していたはず。この遅延に対する賠償については、金額は明らかにできないものの、他機の割引で対応しているってことらしい。ANAはエアバス系を手放してきたので、大きいのはボーイング一筋なわけだが。
 それと、沖縄ハブ。スライドにボーンと「沖縄ハブ」って出されると、はあ? 何のネタですかぁ??って感じだが、沖縄を貨物のハブ空港にしようというANAの計画。いよいよスタートさせるらしい。沖縄だけにハブ・・・。
 そうそう、今年度はB747、7機の退役予定とか。時限的にモヒカン復活とかないのかなあ。あるような、ないような。お役所的に「前向きに検討」って感じだったけど、でも賃下げとか色々やってる一方であんまり派手なことはできんか。
 話は変わって、このところ某所で盛り上がっているある議論を読んでいて、ある言葉に目がとまった。
「伽藍とバザール」
何これ? ガラントバザールとかいう英単語があって、それを誤変換風に表現したのかとも想像したが、「伽藍とバザール」で正しい日本語訳だった。元は「The Cathedral and the Bazaar」ってことらしい。amazonで見てみると、翻訳本は1999年に出ていたらしいが、どうやら出版社が倒産しているのかな? 結構入手困難らしい。
 ただ、「伽藍とバザール」の文書自体はネットで、日本語でも読める。
 常々、なぜフリーウエアなんて作ってくれる人がいるんだろう、って疑問に思ったり、オープンソースって何ともご奇特な、何に動機づけられているんだろうとか考えていたわけで。その謎が解けるわけではないけど、伽藍とバザールを読んでみて何かヒントを得ることができた。
 ま、考えてみるとブログで色んな解決法を示している人がいたり、趣味の世界でも自分の工夫や作品をタダで見せてくれる人も多い。場合によっては見ず知らずの者が協力しながら物事を進めるケースもある。
 もちろん、「人の役に立ちたい」という動機を持つ人は多いだろうけど、それだけでもない気がするし、何なんだろう。紐解きたい謎のひとつである。