選挙

投稿者: | 2009年8月29日

先日のこと、研究室に電話が。
Tel主:「○○新聞ですが8月30日の選挙について・・・」
私:(頭の中で)ん? 何だこりゃ。私の専門は政治学ではないし・・・。
Tel主:「世論調査を行っておりまして、お住まいは愛媛一区でしょうか」
私:「ごめんなさい、これ、職場の電話で、政治、政党に関する回答はしませんので。」
Tel主:「それは、失礼いたしました・・・」
 恐縮されてしまったが、先方が悪いとは思わない。こんな場所につながるとは思わず、リストに沿って掛けてきたんだろう。
 職場の電話だから回答しないというのは不正確な表現だが、政治ネタ、特に支持政党などを研究室に電話してきて聞かれても回答しない。研究室の電話番号は名簿図書館みたいなところで調べりゃ簡単にわかる。実際にはもっと簡単にわかる。なので「あいつはどんな政治思想を持ってるんだろう」って考えた輩が偽電話してきても、こちらからは判別できないんだな。そのネタをどこかでバラされるかもしれないし、どう利用されるかわからない。
 もちろん、支持政党が簡単に推測できそうな講義をしている人もいるようだが、わたしゃそういうのは嫌だから。
 ちなみに年金対策と称するマンション売りはよく「税金が高いと思いませんか?」「将来の年金に不安は?」と喋ってくるが、「そういう質問に答えるつもりもないですから?」と、いわゆる取調室でいう”世間話にも応じない”タイプである。最近何かと掛かってくるわけだが・・・。
 そうそう、「前回の郵政選挙」と言われるシーンがたびたびあるが、まあフレーズとして使うのは仕方ないかもしれない。ただ、本当に郵政選挙かといえばそうじゃない気がする。利権構造に飽き飽きした人々は「改革」を訴える小泉さんに投票したのに対して、景気が悪いし利益誘導に期待する人々は従来からの地元の与党の大先生に投票した。正反対の意見を持つ人々がひとつの党を支持するもんだから、結果的に現在の与党が大勝したわけで。
 私は別に特定の支持政党をもっているわけではない。テレビで妙な政党CMが流れてくるのも大嫌い。そしてあっちの党もこっちの党も、それぞれテーマに応じて「確かに」と思う面がある。とはいえ結局誰かに、どこかの党に投票しないとしゃあないわけだ。
 ちなみに今日、期日前投票で済ませたので、あとは結果待ち。明日は一日中選挙のニュースで持ちきりなんだろう。