今日、飛行機や船での移動を考えていた人は大変なことになったようで。昨晩からすごく湿気を感じてはいましたが、朝の出勤時も「黄砂?」という程度で、まさかここまでひどいことになるとは。
朝からメールで届くMETARには見慣れぬ文字列が。松山空港は朝から滑走路視距離が悲惨な状況。
RJOM 202200Z 23003KT 0300 R14/0100V0200N FG FEW025 BKN/// 16/15 Q1014 RMK 1CU025 A2995 2000NE-E=
ってことで、朝7時は卓越視程が300m、そして滑走路視距離が100-200mのひどい霧と読めばいいんでしょうか。滅多に見ないパターンだからよくわからない。こんな状況で松山に駐泊していた機材の離陸さえできず、朝一のANAの東京便は1時間ほど遅れたようで。その後も状況はほとんど改善しないままステイしていた機材が出払って、METARは毎正時以外にも何通も届く。
セントレアから松山の便なんて、08:10に出発して、本来09:15に松山に着くべきところを、10:26に伊丹到着、そして11:06に伊丹を出発して11:38にセントレアに到着するという、何とも・・・。暇なプライベートの旅なら伊丹=セントレアなんて乗ってみたいものの、普通これではたまりません。
そして霧が原因ということで、お昼までには回復するんだろうな、と思っていたら、
RJOM 210300Z 23005KT 0500 R14/0900V1500D FG FEW001 SCT002 BKN003 17/15 Q1013 RMK 1ST001 3ST002 5ST003 A2993=
という状況で、あれ?回復しているように見えて、今度は卓越視程が500m? 全く着陸できないというニュースを見た。沖縄からのJTAが到着したかに思ったが、どうやらこれは高知に降りたそうな。
その後は結局福岡からの便が粘って1415頃、東京からの便が1430頃に着陸して、それ以降はほぼ順調に戻ったようで。
それにしても今日大変だったろう、と思うのは、羽田、伊丹、名古屋、福岡、鹿児島、那覇の各地から松山に向けて、条件便とは言え全便飛ばしちゃった、ということ。そもそも霧が晴れないと判断していれば出発させないで欠航にするわけで、J社さんもA社さんも霧が晴れると予想していたということかな? 結局、高松や高知、福岡、伊丹に着地変更とか、長時間搭乗した上に引き返しとかになったようでお疲れ様です。
ちょうど今日、海霧の季節ということで、tenki.jpの中にも記事が挙がっていました。以前、GWの頃に松山空港の西南西約16kmの海上にヘリが墜落した時も濃霧が原因ということになっています。
普段は広島空港や高松空港に比べて雨や霧のための視界不良による欠航が少ないと思うんですが、海霧は厄介なようで。そして、今まさにトリプルの音が遠くから聞こえる。羽田からの最終便の到着ですな、出発も到着も約15分遅れですけど。
当事者になってしまった皆さま、お疲れ様でした。