先日のこと、羽田から京急に乗って都心方面へ。
京急は蒲田周辺を高架化して品川方面の快特が蒲田に止まらなくなったというので、目的地へは横浜方面行きの急行に乗って蒲田で乗り換えることにした。蒲田駅は高架化工事の途中ということで、横浜方面行きの電車が到着する下り線から上り線へは長い距離の上下移動が必要で、うーん、しばらくはこの乗り換えは不便そうだ。
そしてホームに上り普通電車が入ってきたので乗車。次は梅屋敷。梅屋敷というと、ドアカットで有名だったが、高架化された上り線では、もうそれもなくなった。梅屋敷でのドアカットというのは、6両編成のうちの蒲田側2両の扉が開かない、というもの。自分の経験の中ではあまりそういう駅が生活範囲になかったので、非常に面白い存在だったのに、下り線も工事が完了すれば消えゆく運命。
さーて、その梅屋敷駅に電車が入った時、妙なことになった。電車が止まったのにドアが開かない。ん?上り線だからドアカットはないし、そもそも自分の乗っているのは品川側の先頭車。ホームも目の前にちゃんとある。待っていても開かない。近くの大学生くらいの感じの女性が『すいませーん、降りまーす!』と後ろの車両の方に走っていった。いやいや、おかしいだろ。
と思ったら運転席のところでブザーが3回ほど鳴って、電車がバック! そう、停止位置を過ぎていたらしい。そもそも乗った普通電車は4両編成で、昔の状態でもドアカットがなかったはずだった。おそらく6両編成だと勘違いして運転士氏は止めたんだろう。結構バックした後、「失礼しました」のアナウンスとともにドアが開いた。
さらに驚いたのは、結構な人数のお客さんがドアが開くとともに降りたこと。あの女性以外誰も慌てていなかったけど・・・。乗客もプロだな。