そういえば先日、マクドナルドの原価率云々話題になっていた。まあ価格の30%くらいの原価だとかで、これをボロ儲けだとかボッタクリだとか色々言われていたようで。
ただ、原価率ったって、色んな意味がある。マクドナルドの原価率ということになっていた金額は、おそらく材料原価を足し合わせたようなものだと思う。価格の30%が原価なんてボッタクリということなら、損益計算書を見てみればいい。売上高と売上原価を比べてみて、そのままの売上高売上原価率になっていないはず。
工業簿記のように考えるなら、パティーを焼いて、バンズを温めて、ポテトを揚げて、というような店舗で加工するコストや、それら機器の減価償却費、店舗の賃料などのコストを含めない状態で原価が30%と言っているように思う。
ちなみに、ファストフードチェーンでも、店舗でのアルバイト販売員の給与を売上原価に入れるのか、販売費に入れるのかは企業によって異なるはず。損益計算書の注記を見れば、書いてあったと思います。
ま、原価率30%という情報の元ネタを見ていないので、この考え方で合っているのかどうか、何ともいえませんが、少なくとも損益計算書を見る限り、原価率という言葉のとらえ方の問題。
そういえば参議院の議員会館のPFI化で、議員側で使いたいトイレットペーパーが使えなくなったというような記事がありました。まあ、リスクを民間に負わせておいて、使う物品まで指定したいと言われても、ちょっとなあ、というところか。衆議院の議員会館ではアンケート調査をしたらしいけど。
政府専用機のメンテナンスは、JALがジャンボを全部手放すことから、今後は契約に困るようですね。