よくあるパターン:
「あいにく雲の中を上昇しているため、揺れております。シートベルトはしっかりとお締め下さい。なお、揺れましてもこの先の飛行には影響ございません。」
揺れが大きい時に:
「なお、ご気分のすぐれないお客様は、座席前ポケットの青い復路をご使用ください。」
まあ、客室乗務員さんが喋っているので、操縦室内で何が行われているかわからないのに何言ってるの?という話もよく聞く。ただ、操縦室から「○○分くらいしたら揺れ始めるのでよろしく」とか事前に連絡を受けていることも多い様子。そのあたりがわかるのは
急に着陸を取りやめた時:
「当機は着陸態勢を整えておりましたが、何らかの理由により着陸を取りやめ再上昇しております。状況がわかり次第お知らせします。」
一度経験した時はどう見ても急な土砂降りだったけど、正直でいいな、と思った。
そして、京急の「ダァー、シェアース」と似たものが昨日の
「なるべく揺れないように飛行しますので」
というもの。車掌さんが言うのなら主体的に閉めるんだから「ドアー、閉まりま~す」ではなく「ドア-、閉めま~す!」の方が相応しいように思うわけで、操縦している人からすれば「ちゃんと選んで飛ぶけど揺れたらごめんね」というニュアンスが感じられて面白かった。要するに、雲のレーダー画像を見ながら回避して、それでも揺れそうなところは速度を落として飛ぶ、ということなんでしょうね。
ま、過去に機内で受けた操縦席からのアナウンスで、これを超えるものがないな、と思うのはこちら。
「機内ではビールも販売しております。高度10,000mで飲むビールは格別のものがございます。皆さま是非お楽しみ下さい。ただし、残念ながらお飲み頂けない方がいらっしゃいます。未成年と我々乗務員です。」