オチのない話

投稿者: | 2009年5月28日

ある日のこと、初めて品川から新幹線に乗った。乗れること自体を忘れかけていたが、京急沿線からだったので、そういえば品川乗換で行けるな、と。
 で、入念に時刻表をチェックして空いていそうなのぞみ(新大阪止まりで前便ののぞみと時間差が少ないもの)を選んで、自動の指定席券売機で窓側を指定。切符をみると16号車。N700系は以前に一度乗っているので、両端の先頭車の先端側乗降ドアは微妙に削られたような形であることは知っていた。せっかくだからと、ホントの最後尾のドアから乗車することにした。
 先発ののぞみを見送ったりしてたら、乗車する列車がやってきた。車掌さんから型式ごとに停止位置を確認できるマークがあるわけね?。で、乗ろうとする私に車掌さんが生の声でひとこと。
「お待たせしました?、どうぞ。」
おお、すごい。フレンドリーというか、生でごあいさつなんて、新幹線じゃないみたいでちょっと恐縮。で、新幹線で東京から下ってくるのは随分と久し振りだから、窓にかじりついて見ていた。
 途中、先ほどの車掌さんが少し前の方の老夫婦に話しかけている。どうも忘れものか何かをしたらしく、私が乗る前から相談していたらしい。
「駅に問い合わせてみますから」
といった会話が交わされていたようだった。ただ、しばらくするとおじいさんがどこかに忘れてきたと思っていた物が鞄から出てきたらしく、車掌さんに丁寧にお詫びとお礼を言っていた。うーん、温かい光景ですなあ。
 それからかなりの時間が経ったころ、車内検札の様子。なんだけどほとんど誰も切符を見せていない気がする。で、私のところで車掌さんの足がふと止まった。切符を差し出すと、
「そこでいいですか?」
と。ん?そこって指定席じゃないん?と思って切符をよく見たらE席だった。座っていたのはA席。「あ、ごめんなさい、間違ってました。移りましょうかねえ」と言ったら、
「いいですよ、こんなにガラガラだし、まあ新大阪まで大丈夫でしょ。」
確かにガラガラだった。それに不思議なことにほぼ全員の客がE列座席で、A列に座っているのは自分一人だった。そして重い荷物を移動させるのも面倒だったので、結局、新大阪までそのままの座席に。
 いつもの癖でついつい進行方向左側に座ってしまったけど、雨の中、ほんのりと温かい世界を味わった気がした。
 おしまい。

ピラミッドの頂上カット・・・

投稿者: | 2009年5月25日

浮島のピラミッド
 羽田の新滑走路運用に向けて、このピラミッドの頂上部をカットするとか。この中身は東京湾アクアラインの換気施設らしい。NEXCOのキッズ向けページには「ピラミッドパワー」とか書いているんだけど、じゃあ先っぽをカットされたらどうなるの? パワーダウンするのか?

こんなルートもありですか・・・

投稿者: | 2009年5月24日

松山から伊丹、というか西日本から伊丹に降りていくルートってほとんどが関空の横を通過して例えば堺の大泉緑地とかまで行くなり、あるいは和泉山地北側に沿って、いずれにしても和歌山市街から大阪の泉州に入ってから八尾に向かう経験ばかり。
 それが先日、何がそうさせたのか(気象条件か混雑状況か)わからないが、和歌山市上空から珍しいルートに乗った。下界のかなりの部分が雲に覆われる中、徳島上空から紀伊水道を越えて和歌山に差し掛かったのに北進しない。
ん? そのまま紀ノ川沿いに進むの?
 大阪府と和歌山県の境には和泉山地というのがあって、まあ1,000mはない程度の山だけど、それなりに府県境としての壁になっている。山を越えるのかなあ、山とは十分な高度差があるんだろうけど、そこは素人、コックピットではGPWSでも鳴ってるんじゃないか、とか不安・・・。
 でも、結局この紀ノ川沿いを進むルートを進んだのでした。

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優しいペイントもいいかな、と

投稿者: | 2009年5月23日

JACは手作り感というか、JALグループとはいえ鹿児島の大きくない会社なこともあり、ホンノリと暖かみのある感じがいいですね。この写真は松山でのもの。小学生の描いたコウノトリがたくさんの人を運んでます。口にくわえているのはカバン。但馬地方の特産だもんな。
コウノトリ
 先日の雨の降りしきる大阪では、展望デッキの最前線にいるのは重装備の飛行機撮影の人と数人。傘が飛ばされそうになりながらもジッと待つ女性。急に元気よくニコニコと手を振り始めたと思ったら、どうやらパイロットさんが着席。恋人なのかな? その後も飛び去っていくまで追ってました。
 そして、母と小学校低学年くらいの子。こちらも雨の中、お母さんが「あれは違う、あんなに大きくない」とか言いながら延々と何かを待っている。そして、このコウノトリが離陸に向けて現れた瞬間、「あれよ、あれ、あれ。鳥の絵が描いてあるって言ってたから」。鳥の絵が描いてあることが事前にわかってたってことは、パイロットさんのご家族? こちらも飛び去っていくまで追ってました。
 雨の空港というのも、何か暖かみがあってよかったや。

何だかなぁ

投稿者: | 2009年5月23日

新型インフルエンザ、と呼ぶこと自体、やや問題があり、むしろ豚インフルエンザと呼ぶ方がいいのかもしれないが、このインフルエンザ、発症者数が少ない時期は、発症者の所属先は当たり前のように報道されていた、○○高校、○○駅の売店、○○銀行と。
 感染を広げない、という意味では、ある程度発症者本人や移動経路の情報を公表・報道して、関係する人々に警戒を呼びかけることに意味はあると思うが、疑問に思う点もある。
 最近は「○○県に住む会社員」というような言い方になってきていたのに、学校や大学に関してはつい最近も具体的に○○高校、○○大学、という調子。場合によっては校長先生が謝罪の会見のようなものを開いてきた。
 確かに、学生・生徒、特に未成年は社会から見て保護の対象で、管理監督責任者が保護しないといけない、そのことから来る学校の責任というのもある程度わかる。本人の自己責任はある程度免除されている、と考えてもいいのだろう。でも、学校や大学に関してだけ、特にこういう扱われ方をされるのって、ちょっと不思議だな、とも思う。
 そこまで責められる覚悟をしながら、さあ休校を解きますよ、修学旅行に行きましょう、集会をしますよ、と意思決定をさせられるのは辛かろう。どこまでホントかどうか知らないが、外部の人との一切の接触が断たれた、すべてタクシー車内より見学、おみやげも運転手さんに買ってきてもらうという修学旅行の紹介もあった。何か変だが、もし何かあった時のことを考えると、そういう考え方も出てくるよなあ。発症者の出た某銀行も、しばらくは店舗従業員総取っ替えで営業したと聞くし、だからこそ現実に社会が回らなくなってくるわけだ。
 もちろん、自分自身、大勢を集めて教室で喋るという立場上、責任としてここ数日、朝晩体温を計ってきた。問題ない状態で経過してきたので、過去に書いていたブログ記事をこうやってアップしているわけだが。
 当事者になってみてわかったが、このところ「自分が感染者だったらどうしよう」という不安ばかりがよぎっていた。さらにもし、県内第一号だったりすると何でもかんでも暴露されてしまうだろう、責められるだろうということを考える。こんなんでは発熱相談センターに相談したり、発熱外来で検査を受けよう、なんて素直に思えなくなってくる。密かにタミフル、リレンザを入手して、こっそり治癒するのを待つ、という選択肢があるなら、それを選ぼうとまで考えるかもしれない。
 ある感染・発症者であった生徒さんからある程度情報を公表しないで欲しい旨の要望があったという。ある意味これも納得できる。HIVの感染・発症の時にも言われたことだけど、思い立ったら、不安を感じたら、すみやかに相談しようと思える環境をみんなで作らないといけないんだな、ということを感じた。そうすることこそが蔓延を防ぐんだから。