すごい注意力

投稿者: | 2013年8月27日

伊丹行きのQ400に乗っていたある日のこと。
いつもと同じように関空が左手に見えるあたりでベルトサインが点灯。客室乗務員さんが客室をチェックして回る。まあ5分もあれば完了するわけで、その日もごく普通に完了して全員着席した状態。それが、大阪城を左手に見るあたりで後方の客室乗務員からマイクを通したものではない声が上がった。

『最終の着陸態勢に入っています、ベルトを締めて下さい!』

声のトーンが少々強めには感じたが、誰か立とうとしたのかな?程度に思っていた。すると

『○○列目のお客様!シートベルトをお締め下さい!』

私の前の座席列なのでビックリした。おいおい、何だよ、と思いながらよく見ると通路側にベルトの金具がダラーン。抱っこしている幼児が激しく愚図っていたのでそのうちに外れたのかもしれない。
それにしてもよく見ていたなぁ。もしあのままベルトをしなかったら着陸やり直しまで行ったのかもしれない。
ちなみに私と同じ座席列反対側の窓側にデッドヘッドのパイロットさんが乗っていた。搭乗前から「あれ?この人肩章を外してるけどパイロットさんだよなぁ、でもQ400に便乗なんて初めて見た」と思っていた。たぶんその人からは死角になってベルトをしていない状況が見えていなかったんだろう。降機時にCAさんと「いやあビックリした」みたいな話になっていた。

雨中の待機

投稿者: | 2013年8月25日

JL2202

関西でも大雨が降ったらしい。ニュースでも大阪空港ターミナル前の道路で水が捌けずに溜まっている中を歩く人々が映し出されていた。

で、それほどの大雨になると雷を伴っていたり風の具合もよくなかったりで上の図のようになる。静止画なのでわかりにくいが、仙台からのJAL2202便はほぼ定刻通りの10:15頃に大阪、八尾市上空へ。しかしそこで着陸不可能な気象条件であることを告げられたのか、信太方面でのホールドパターンに移る。(着陸15分前までにはシートベルト着用になるので、このコースで入ってくる場合、奈良県内上空で既にベルトサインがONになっている。)
そしてその約30分後に伊丹に向けて再度アプローチ。しかし条件が合わなかったのか着陸できずに再度信太方面へ。信太での再ホールドの時点で11時になっている。そして11時25分頃からアプローチコースに乗って伊丹到着が11時35分。(画像右上の時刻に+9時間で日本時間になる)

おそらく1時間20分くらいの間、ベルトサインONのまま奈良-大阪あたりをウロチョロしていたことになる。何が言いたかったかというと、着陸まであと20分ぐらいだから我慢できるだろうとトイレを我慢していると、こんな目に遭うこともあるんだということ。逆に飲み物も提供されない。
ちなみにこの便以外はFlightradar24で映し出されていなかったが、関空に降ろされた便もあった様子。天候というのは一瞬のタイミングで良かったり悪かったり変わってくるので運次第な面もある。飛行機というのはそういう乗り物であることを理解して乗らないといけない。

 

緊急地震速報

投稿者: | 2013年8月8日

今日はケータイが発する緊急地震速報の警報音を初めて生で聞きました。

仕事中、というか職場のWebメールの仕訳、整理をしていたら緊急地震速報受信機(アイリスオーヤマのFM電波によるもの)が鳴り出して、PCの画面にはSignal Now Expressのポップアップ。ん?と思ったらケータイが鳴り出した。以前に一度だけ鳴ったことがあるもののその時は就寝中で、ベッドサイドにケータイを置かない私にとっては「ログ」として鳴ったことが記録されていただけ。

受信機は全国対応モード(周波数をNHK-FMに合わせてある)なのでたまに鳴ることがあるものの、それと同時にPC画面のポップアップ、ケータイ鳴動と来たのでちょっと慌ててしまった。PC画面をよく見ると近畿が震源、すぐにテレビをつけたら高校野球をやっていた。研究室は本棚とか色々危なげなものもあるので気にはなったけど、PCでは伊丹空港のUstream LIVEを開いて。
PC画面を注視すると震度7とかいう恐ろしい表示で「これはやばいかも」と思ったものの、離着陸はそのまま続いているし、高校野球も普通に試合が続いていた(速報を受けてそのまま続いているのは、それはそれで問題かもしれないけど)。奈良が震源で松山まで地震動が伝わるなら当然伊丹や甲子園は先に揺れ始めるはずなのでおかしいな、と思いつつ、ツイート情報をたどっても揺れの報告はなく、むしろ揺れないというつぶやき。

ま、今回のは誤報だったということですが、緊急地震速報が鳴り出した時どう行動すべきか、ということについては、今日は以前よりも具体的に考えるきっかけになったかな、と。特に教室に大勢の人が集まっている場合の対応は、一応脳内シミュレーションしておかないと、パニックが起きてしまいそう。

KSFO 28R

投稿者: | 2013年7月14日

ここの動画は昔のANAの”BLUE ON BLUE”みたいなものが満載で実に興味深い。

上のものはLufthansaのA380が454便としてサンフランシスコにアプローチして28Rに着陸する場面ということで、この間のAsiana 214便事故のすぐ隣、右側滑走路に向かうもの。アプローチ・コースは、Flightradar24で見た214便にかなり似ているような印象。何であんなことになったんですかね。
さてこの動画、機長と副操縦士(というよりも正確にはお二人とも機長か)の掛け合い、会話が面白い。冒頭でおそらく「え?28Lなの?ちょっと待てよ!入力、入力」と思っていたら後に「着陸予定滑走路は28Rで」と言われて「何でやねん」みたいな感じ。「どこ?それ」みたいな会話といい、ドイツ人が関西風なので親近感。
それと、A380のコックピット、計器類が面白い。操縦席の真正面に操縦桿がないのは知らない人にとっては不思議な光景かもしれない。それと、テーブルだと思っていたらキーボードが出てきたのは、ビックリ。以前からのA320はただのテーブルだと思うんだけど。

そして、どうやらこれはサンフランシスコ行き初便ということか、スポットインする前に珍しい場面を見ることができます。

(別の記事によるとこの機長のfinal flightsという話も)