さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

投稿者: | 2005年5月19日

結構売れている、しかも会計に関係する本だというので、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を買ってきました。
 今のところ「エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―利益の出し方―」までしか読み進んでません。崔先生のように読破ペースが速くないので。
 とりあえずの段階ですが、読んでみると、まあまあ期待を裏切らない。さおだけ屋がつぶれない理由について、2つのケースで説明されているのですが、そのうちの前者は、うーん、それはちょっと・・・、という感じ。後者は納得。というか原価計算論とか管理会計論でも使うような話。要するに「なぜ変動費のみを元に価格決定することができるのか?」って説明をするときに使う話でした。
 読んでみて「自分の講義にも生かそう」とか考えるわけですが、私の場合、損益分岐分析の話をするときに「大学祭でたこ焼き屋台を出す場合」を例としていつも使ってます。一皿何円に設定するの?、何皿売れば儲かるの?って具合に。これからは、もう少しアレンジしてこの本のように説明できたらな、と思ってます。これまで聞いたことある人、あまり面白くない? そんな例にしなくてもわかるって? まあ、そう仰らずに・・・。
 それにしても、講義でみんながわかってくれたのか、そうでないのか、すごく不安になることもあります。どういう道筋で説明していけばいいのかな、って組み立ても。特に原価計算、工業簿記の場合、どこでつまずく可能性があるのかというと、もう「材料費、労務費、経費」という教科書の最初の3つの章あたりで既に危ないわけで。何故かというと、いきなり瑣末(些細)で細かな手続きから着手するものだから、全体像から程遠い。この点は、問題がありそう、と考えているものの、未だに改善できてないところです。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」への1件のフィードバック

  1. りあるたいむこみにゅけーしょんず

    僕のさおだけはなぜ潰れないのか

    もうねぇ、すごいよ。マイさおだけ君。
    利益率たかいよ!!
    まぁ、フィジカル面というよりもメンタル面が大事なんよね。
    だって「精神が肉体を司る」わけ…

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