去年あたりは物欲マニアックス?!状態でしたが、最近は少々大人しくしています。そんな中、先日古いレンズを下取りに出して中古カメラを買う、という以前からの計画を実行しました 売却レンズは2本。Canonの純正28-135mmISとシグマの望遠レンズ。デジタル一眼では手ぶれが歴然と見えてしまうせいか、ISという手ぶれ防止レンズの評価額は高めになっています。まあ、そんなこともあってこれら2本の下取り査定額は予想を上回り満足できるものに。もちろん、買ったときはそれよりも高い金額を払っているわけですが、予想よりは高かった。
そして、その下取りで買ったのは、Nikonのnew FM2。一眼レフを知っている人からすると「あれー?売ったレンズからするとCanonを持っているのでは? なのにNikonを買ってる?」ってところでしょう。確かに、Nikonにしたのでは、これまで買ったCanonのレンズが生きてきません。ただ、今回の目的は”電池なしでも動くマニュアルカメラ”ということ。Canonの場合、そういう古いカメラに使うレンズは今のものとはマウントが違うので、合いません。そんなわけで、現有資産との互換性を全く無視してNikonにしてしまいました。
レンズは純正の45mmと135mm、いずれも中古です。レンズは新しくても良かったのですが、とりあえず古いもので満足できなくなったら新品にしようという算段です(実は当初の下取り予想価格では45mmレンズだけ考えていたものが、135mmも買えることになった)。
なぜ中古のこんなカメラを買ったのかというと、マニュアルカメラということで、撮り方に良い影響が出ることを期待しています。というのも、最近のカメラはシャッターボタンさえ押せばピントも何もかもバッチリというのが普通で、しかもデジタルになるとよく考えずにパシャパシャやってしまいます。それに対してFM2はマニュアルなので、ピントも手動、絞りとシャッター速度の兼ね合いも自分で考えながら。「ここだ!」という瞬間に撮影するのは至難の業です。
単にこういう慎重さを取り戻すためだけになら、現在のオートで撮れるカメラのオート機能を外してしまえば済むのですが、見た目に惹かれたというのもひとつの購入理由でしょうか。非常にカッチリとしていて、鞄に放り込んでおいてもあまり気になりません。東京では、首からこういう古い一眼レフを下げている若い衆をよく見かけます。ま、あの姿と同じにはなれませんが。
それと、もうひとつの理由は、「デジタルカメラ、○○、○○などの電気、電子機器類は・・・」への配慮です。このカメラなら電池なしでも動くので、電気・電子機器には該当しないでしょう。
これまでのところまだフイルム1本撮り終えてません。なので仕上がりがどんなになるのか不安です。