横風の恐怖

投稿者: | 2005年12月26日

昨晩の列車横転事故には驚きましたが、先日ひどい横風を経験していたので、「やはり、横風がひどいとそうなるのか・・・」という印象。
 先日の高松道についてはこのブログにも書いていたわけですが、クルマがフワッとくる感触は恐怖です。フワッと来る=グリップが弱まるですからね。この、フワッと来たのは今回が初めてだったかもしれません。
 ひどい横風そのものについては、これまでに二度経験があります。
・瀬戸大橋
 風速15メートル前後、岡山方面向け。エスティマのレンタカーで鳥取に行くときでした。橋にさしかかって50キロ規制。両脇に防護壁がある間はいいのですが、本格的なつり橋部分に差し掛かるともう大変。突風が来ると1車線分くらいは流されました。流されているときに無理にハンドルを切り続けると倒されるのかな?とかも考えてしまいます。
 速度規制が50キロというものの、50キロ出せるクルマはもういない、みんな40キロくらいでした。もう渡りきれるな、と安心したところでまた1車線分くらい流されて。阪神高速のカーブ並みに、ガードレールに付着したタイヤ痕がその危険を主張していました。
・鳴門海峡の橋
 このときも15メートル前後、50キロ規制。過去の経験から、橋に差し掛かる前に減速していたので問題なく。不注意に突っ込んで行った四駆はブレーキを掛けてました。ダメダメ、速度が速いと流されるモン。トラックも橋の手前からもう40キロくらいで走っていたし。
 そうそう、VICS対応のナビをつけていると、この橋上50キロ規制の前に「緊急警戒情報」というのが表示されます。まるで鉄道のATCだかATSのように、確認ボタンを押さないと表示が消えず、自分の中で緊迫感が迫ってきます。
 本四架橋に不慣れな場合、50キロ規制の表示には要注意です。風速15メートルクラスになると結構危険ですよ。たぶん普通の車高の乗用車でも流されるはず。それと、つり橋の主塔(橋脚?!)の部分では逆方向の風が吹くように思います。引き込まれるのでこれも要注意です。
 この、逆方向の風は、普通の高速道路の高い防護壁の横も同じことで、引き込む風が吹いてます。壁のあるエリアに入った瞬間、風がなくなって直進できるのではなく、それまでとは逆に振られる場合が結構あります。