先日、国会の予算委員会で民主党の代議士さんが紹介した、ホリエモンからの3000万円振り込めというメール。出張していたので細かなニュースを見ていないものの、これまでのところコピーが記者会見で配布された以上の情報は出てきていない模様。
さて、E-Mailというもの、それは自民党の言うようにいくらでも偽造可能です。というか、何段階かに分けて考えることができます。
(1)印刷物を見せているが
「これがメールの印刷物ですよ」と言って、文書作成ソフトで作成したものを示すことは十分可能です。まさか、このレベルで民主党が騙されたわけじゃあないですよね。
(2)差出人を偽るのは容易
メールの差出人を偽装することは極めて簡単なことです。ホリエモンのメールアドレスさえ知っていれば、私がホリエモンの振りをして誰かにメールを出すことなど簡単なこと。
(3)メールに記された時刻は何なのか?
メールの日時が一部で問題にされていますが、一応メールには送信日時と受信日時があります。今出ている時刻が送信日時なのか、受信日時なのかもよくわかんないのですが・・・。それに普通ならチャチャッと先方にメールが届きますが、回り道をしてたりして、ちょっと時間が掛かる場合があります。さらに、サーバの時刻がズレてれば、正確な時刻では在りませんし、送信者のPCの時刻次第と言う面もあります。
で、民主党からこれまでに示されたメールの情報には、非常に重要な不足物があります。それは、ヘッダ情報。敢えて見せないのか、これまでテレビなどで見た範囲では、印刷されたメールの上部にあるヘッダ情報があまりにも乏しい。メーラーがライブドアで使われてるものだとか何だとか色々言われてましたが、いやいや、サーバ情報などが隠れていては、真偽以前の問題。少なくとも送信IPアドレスをチェックするなりしないと、幾通りでも偽装、偽造できる状態だと言わざるを得ません。
民主党はネタを小出しにするためにヘッダ情報を伏せてるの?とにかく、現状では信じるに足る情報ではありません。