過去の酷道体験

投稿者: | 2007年4月2日

引きこもったエントリーを書いてしまって、そういう人間だと思われてもイヤなので、別のエントリを。
 四国に住むようになって、酷道を攻めなくなったように思います。まあ、酷道を酷道と思わなくなっていたのかもしれませんが。
 大阪に住んでいたころは、日本海側で雪が積もったと聞けば丹後半島に行ったり、紀伊半島の国道を色々走ったわけですが、ある時期、それらとは別に、夏の勝手ツアーをやってました。志賀高原の渋峠とか、小海線の沿線とか。
 そんな経験の中でも、極値というか、もう二度と行けないかもしれないなあ、とよく思ったのがこちら。
[map:36.865888,138.02845]
 縮尺を変えたりしないと、どこかまったくわからないような場所ですが、これは高校2年生の修学?!旅行で行った妙高高原に、糸魚川沿いから山越えで入ってくる場所。二輪車のツーリングマップルか何かを見て、「この道で峠を越えよう」と思ったのでした。
 それが、地図には道がちゃんとあるものの、途中から完全ダートで、標高が高いから木々も少なくて、道路と斜面の境目も曖昧。対向車なんてものもいない。走っている自分に嫌気がさしてきて、「ここでトラブッたら誰か通って見つけてくれるんだろうか」という状態。大自然の中、電柱もガードレールもなく、人工林もない。はっきり言って人工物はこの道路らしきものと自分とクルマだけという世界。途中から、クルマを止めるのさえ怖くなりました。ホトホト疲れた頃に白いものを見つけて「あ!ガードレール?」と思ったら、夏なのに雪の塊だったり。延々と走り続けて山からかなり下りてきたところでガードレールを見つけた時には、「ああ、これで生還できそうだ」なんて大げさなことも考えたり。
 糸魚川沿いの村々は、このドライブの何年後かに大雨に見舞われて、大災害の被害に遭いました。村の橋が流されたり。なので、その後この道が生きているのかどうかさえわからず。GoogleMapにそれらしい道路が描かれているということは、今も生きているんでしょかねえ。


【追記】
 今回はGoogle Mapをエントリー内に埋め込んでみました。DNNのインストールなどをしている時にたまたま見つけた「Mapper_Plugin.ja_JP」のお世話になってます。
 MovableTypeでブログを運営している場合、「使い方」に細かく書かれているので、記入されたとおりにやるだけで簡単にできます。