松山でのクルマ通勤も約2週間。結構慣れてきました。慣れてきた、と言っても朝の通勤時間帯とか以外には元々運転しているわけで。
双海から松山市街まで、片道約50分の道のりです。松山に住み始めた頃から、交差点に一時停止せず突っ込んで来るなどで衝突されそうになること度々で、この街でクルマに乗るのはすっごいストレス。だからクルマ通勤することにすごく抵抗があるのですが、今のところ一応順調。信号待ちで明らかに左折する意思表示をしているのに、クルマの左側に列を作ってしまう原付には辟易としますが。
で、毎日ほぼ同じ時間に走るようになって気づいたのが、同じ場所ですれ違うクルマ、原付。あまりにも同じ場所なので恐ろしいくらい。会社の送迎バスは時間どおりに走っているんでしょうからあり得るにしても、お尻のポケットに剪定ばさみのようなものを入れた原付の人とか。あと、双海の信号からズットずっと、40分近く前後でお付き合いになるクルマとか。ま、私が幹線国道嫌いで、旧道を選択がちなせいもあるんでしょうが、馴染みが増えてきた感じ。
そういえば大阪に住んでいた頃は、短くても片道1時間半のクルマ通勤をしていました。しかも高速道路を使って。「都会なんだから電車を選べよ!」ってところなんですが、バス、電車、地下鉄、電車と乗り継ぐので電車でもほぼ同タイムで、かつラッシュが厳しかったので、近畿道か阪神高速を使って通ってました。都会と地方の違いって、都会はある意味「マーケット・メカニズム」というか、匿名性が高いというか、その場限りの縁が多い。それに対して地方はどうしても社会が狭いというか、相対取引的というか。道路上でも最近ツクヅクそう感じ始めました。まあ、それはそれでいいんじゃないの?と最近、思えるようにもなってきましたけど。
そうそう、4月の大阪出張で見た光景。出張は飛行機で行っているので朝の通勤電車に乗ったり。そんな中、大混雑の電車が終点に到着してドッと人が降りて行くわけですが、ホームに降りてしゃがみこむ女性が。すると「どないしたん、大丈夫かぁ。駅員呼んできたるわ」とか。混雑するホームを走る人、背中をさする人。駅員さんが来ても声を掛けて離れない人。うーん、大阪のホスピタリティやねえ、と思いました。ま、東京でもある程度同じような光景が展開されるんでしょうけど、気になることには突っ込みを入れる関西人の温かさを感じた朝でした。