今日のお出かけ先は

　今治造船西条工場。まずはじめに、お忙しいところお世話になりました。
　私自身は、10年以上前の三菱重工神戸造船所の進水式＆工場見学や、さらにその前の熊本は長洲の日立造船、そしてごく最近の今治造船今治本社工場、という具合に、今回が確か4回目の造船所見学。
　鉄の船ってどうやって造るの？っていうのは随分と前に頭の中では解決していますが、それにしてもデカイ！今日のドックの場合、300m級の船を作れるっていうんだから。しかも、あれだけデカイものを造るから、というかあれだけモノがでかい割りに、ドックのスケジュールとかミッチリ詰まっている。鉄板の在庫量もダーッとテキトーに積んであるんじゃなくって、すごく限られた必要なものだけを入れているらしく、しかも使うスケジュールに従って順番に集積所のような場所に積んでいくらしい。コストダウンというと自動車工場のイメージだけど、造船所も実はすごく細かい。
　そうそう、船の受注から完成までの流れって、ある意味飛行機の製造と似ているのかも。年単位のスケジュールに従って、何年も先の納期に向けて契約をして、間に合わなかったりすると違約金とか払うらしい。もちろん、納期に間に合わないと賠償、ってのは色んな製品にもあるわけだけど、足が長いというか、契約から完成までの期間が長いですからね。ま、飛行機も船もシップですからぁ。
　787の納期はどうなるんでしょう。松前の工場のあたりでは星条旗と黒塗りに乗った海外からの団体様をよく見たし、羽田や伊丹からの松山線スーパーシートにアメリカのビジネスマンっぽい人が乗っていたりすると、B787の関係かな、と想像するけど。あー、ボーイングの工場見学っていつか実現させよう。