前回と同様、羽田のフローコントロールと思しきアナウンス、「羽田空港周辺の混雑が予想されるため、ご搭乗後お待たせするかもしれません」とのこと。皆さんトットと乗って定刻前にドアクローズ。で、隣の伊丹便Q400と出発の定刻が同じなので観察してましたが、うーん、プロペラが片方だけ回った状態でもう片方がなかなか始動しない。セントレアで始動しないプロペラ機を経験しましたが、機内はかなり熱いのでは?! とか見ながら、動き出したのはかなり経ってからで、搭乗機の離陸は定刻の12分後くらい。ま、タクシングの時間を考えたら、そんなもんかって言えばそんなもんですが。
離陸は32でまったり上昇、久しぶりに景色がよく見えて、高知方面から紀伊水道を越えて南紀白浜空港近くを通過。たぶん40000ftくらい上がってるんじゃないかという状態で紀伊半島上空に入ってからはゴトゴト。ベルトサイン点灯させないの?というくらいの揺れ。熊野市を通過してしばらく、ベルトサインが点灯してアナウンスがあり、揺れない高度に下げます、と。その後はスムースになってベルトサインも消灯。静岡あたりは所々かなり発達した雲が見えつつ、下の景色も富士山も見えませんでした。
次に陸地が見えたのは房総半島の先端。チラッと見えたわけですが、その後も延々と東進。はあ?国際線だけに太平洋を突き進みますか?という感じ。どうも迂回させられている気配。案の定、針路の左手には、正反対に向かう白い機影が。われわれもUターンしてあのコースに乗せられるわけね、と思いつつ、さらに東進が続いてもう一機別の機影。トホホ、結局その後ろに回り込んで行ったのでした。
雲に覆われた房総半島に戻ってきてもどんどん減速するし、右に左に曲がる、曲がる。ようやく雲の下に出て東京湾上空に入っても左右に曲がるのでおかしいな、と思ったら、羽田が左手に見えてきました。要するにRunway16Lってわけね。ANAのジャンボが着陸するぞーというシーンを見ながらガーッと左旋回して、城南島もバッチリ見ながら着陸。このシーン、まるで”ぼく管”ですな。
16Lだからスポットは近かったものの、結局定刻の15分遅れで57番にスポットイン。16時前に羽田に到着する便ってこんなに集中してるんでしょうか。