今日また千歳は大変なことになっている様子。欠航の表示がズラッと並んでますな。明日新千歳に向かう予定の身近な人が1名、大丈夫なんだろうか。
そういえば2月17日の長???い話。
羽田で一度保安検査場エリアから出て乗り継ぎ待ちをしていたら天候調査中。出発時刻になっても決定が出ず。結局軒並みの便が欠航となり、キャンセル・変更窓口は大行列。こっちは予約変更できない運賃なので、ネットでの変更はできない。でも並ぶ気にもなれないのでセンターに電話して変更をお願いしてみた。(列に並ばなくていいし、電話はすぐにつながった)
「この後も欠航予定が続きまして、今ですと13時の便からになりますが」
「いやぁ、もう少し遅めにして、15時の便にしようと思いますけど、空いてますか?」
欠航が決まってから、ノートPCで千歳のライブカメラとか天気予報とか駆使して、勝手に”にわか天候調査”をしてたので、15時出発までは無理だろう、と判断したのでした。変更手続きは簡単に完了した。ただ、その便の搭乗手続き自体はカウンターの人のいるところで、ということだった(飛ぶことになったら今度こそ大行列に並ぶのかなぁと一抹の不安)。
大阪に住んでいた頃はよくカンパニーで「千歳は除雪で○時から○時まで閉鎖」とか聞いてたなあ。レシーバーは残念ながら手荷物として預けていた・・・。で、思い出した。乗り継ぎで松山から手荷物は預けたまま。「荷物はいったいどこに?」と係の女性に尋ねたら、「今どこにあるのか調べて参ります」って。しばらくしてロール紙に印刷したっぽい紙をもってやってきてくれました。ふーん、そんな情報もチャチャッと端末から出てくるのねー。手荷物は到着のところのターンテーブルに流す、ってことだった。いつもは絶対に逆行させてくれないドアを入って荷物をピックアップ。
その後、みごとに天気予報が的中したのか、14時の便が15時発として運航、15時の便が15時15分発で運航再開を決定。しかもちょうどその瞬間にカウンター前にいたので、これまた並ばずに搭乗手続き完了。振り返るとやはり大行列だった。
搭乗便、キャンセル待ちの処理とかで結局さらに遅れて15時35分発。天気予報によるとこの20分は重要じゃね?!とすごく不安になったが、ジャンボはまったりとTDRなどを眼下に北へ北へ。33000ftとからしい。羽田で延々と待たされて疲れてたので、すごく飛行時間が長く感じる。飛行機好きの私でも「もうええやん」という感じで大した揺れもなくようやく苫小牧沖。最終の着陸態勢のポーン4回の後は所々にある雲の中でゴソゴソ揺れながらも、夕日がきれい!周囲の修学旅行生も感動していた。そして右に左に旋回した後、うーん、2周くらいホールドしたのかなあ、あとはひたすらストレート。ただ、さっきまで晴れていたのに千歳に近づくにつれて吹雪!横を見ても真っ白でただただ大量の雪が流れていく。風の変化も激しくて、時々スポイラーがガーッと音を立てていたものの、スクリーンに映る誘導灯はしっかりと見えて、ホッ、無難に01Rに着陸。
「ご心配をおかけしましたが、ただいま新千歳空港に着陸いたしました。なお、積雪と凍結のためにスポットインまで15分から20分はかかります。」上空でも予告されていたが、確かに、途中の高速誘導路なんて全く使えないし、滑走路端まで超低速で。そして隣の滑走路01L-19Rを跨いだところで停止。妙なところで止まったが、はて・・・。と思ったら動き出したがJAL側に左折してしまった。はあ?どこ行くん?ANAは直進か右折じゃね?
実は大きな誤算があった。
パイロットさん:「アサインされたスポットにまだ飛行機が止まっており出発に向けて除雪中ですので、こちらで15分から20分待ちます」
って案内されて誘導路で止まったままピタリとも動かなくなった。吹雪はますますひどくなり主翼にも雪が積もりつつある・・・、さっき離陸に向けてタクシーしていたはずのキティージェットが戻ってくるではないか! そして01R上には大量の除雪車が爆走し始めた。要するに再び滑走路がクローズ! ってことは、だ。何が起きるかというと、出発すべき飛行機が出発できないから、われわれの乗った飛行機の入る場所がない!千歳は大きいからすぐに他に回してもらえるんだろう、と思っていたらそうはいかなかった。
30分ほど経って雪の中でエンジンをブワーンと吹かしてようやく雪の上をゴボゴボと動き出したと思ったら今度はスポット側ではなく滑走路に向かう。何と滑走路上で待機(吹雪で正確にはわからないが、経路から考えると滑走路上だと思うんだよなあ)。再び30分ほどピタリと止まったまま。
結局着陸から1時間以上経ったところでようやくANA側への誘導路に向かう。スポットの飛行機を引っ張り出して、そこに入ります、とのことで、前方のスクリーンでトーイングされていく飛行機を見ながらスポットインしていきました・・・。乗ってから降りるまで3時間20分、北海道は遠かった。
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ま、昼間の便としてはこの乗った便とその前の便の2本だけが着陸できたらしいからラッキーだったと思っておこう。ただ、後で調べてみたら
定刻14:00発が15:22出発済み、17:05 到着済み
定刻15:00発が15:35出発済み 18:20 到着済み(搭乗便)
というから、13分差で出発して、到着が1時間15分の差。疲れた。客室乗務員さんとも「ホント、お疲れ様でした。色んなことが起きるもんですねぇ。」とお話しながら降機した。