A320

投稿者: | 2010年10月19日

A320、ずっと以前、これに乗るのを避けていた。ジョイスティックみたいな操縦桿で他機とは違うし、コンピュータの作用する自動部分と人間の操縦との組み合わせで事故が起きたりと、良い印象を持っていなかった。なので、松山-新千歳便でA320が飛んでいた頃も、なるべく羽田乗り継ぎなどにしていたくらい。
 それが、naomanさんの日記を読むようになってから親近感がわくようになり、今では特に敬遠することもなく、むしろその特徴を観察しながら乗るようになった。
 A320といってもANAのものにしか乗ったことがないが、他の機種とかなり違う部分を乗客としても感じ取ることができる。
 まず、さあ出発という時に、床下あたりからノコギリで板を切るような妙な音が聞こえてくる。B6でも、主翼近くに座ればフラップを動かす音が聞こえてくるが、その前の段階での音。何を動かしているのやら。そしてもちろん、フラップを伸ばす音もよく聞こえる。
 あと、エンジンスタートの時に機内の照明がブチッと切れたりすることは他の機種でも当たり前にあるが、こういう電気系統の変化時に、聞いていたオーディオ・チャンネルがリセットされてしまったりする。たぶん、何か電気系統の扱いが他の機種とは違うんだろうなあ、と勝手に想像。
 そしてA320らしいな、といつも思うのは、離陸してギアを格納した時とか、着陸前にギアダウンした時にベルトサインの[ポーン]という音が鳴ること。A300の時にどうだったのか忘れましたが、こういうところで「自動」の機能を感じることができるわけで。
 そしてスポットインしたあたり、最後に待ち構えているのが、再びのノコギリ音。エンジンの切られた静かな機内にあまりに盛大に長く響くので、「おいおい、誰か床下で木ぃ~切ってるで」という声が聞こえてくることもよくある。
 機会があればスターフライヤーのA320にも乗ってみないとなぁ。