処世術

投稿者: | 2011年7月6日

世の中には色んな処世術を持った人がいて、自分がこれまでそれでやって来たんだからそれが正しい、と信じている人が居る。
 例えば年度初めの会議で、必ずのように吠える人が居たり。ま、今の職場の状況を書くわけではないですが、新メンバーが初めて出席しているような会議で、他の誰かを恫喝するような物言いをする人というのがいた。それが毎年の恒例行事だということを知ったのは数年後。これは要するに「新人よ、この場の実質はオレが取り仕切っているんだ、席は雛壇側じゃないけど」と勝手にアピールしたいんだろうなぁ。そして新入りさんが洞察力を持ち合わせていない場合、この場の雰囲気に飲まれてしまって、それを解きほぐすにはかなりの時間がかかる。
 そこまで露骨ではないにしても、暗に上下関係をみんなに意識させたがる人というのはいるものだ。そんなことにエネルギーを注ぐくらいなら、実質的な活動に振り替えろといいたいところだが、見た目の上下関係にしか関心がない人というのは、あくまでも見た目にこだわりがあるだけで、実質的な仕事を引き受けたいわけではないし、仕事をこなす能力もなかったりする。
 大勢の学生さんの前で他の教員を敢えてパシリに使おうとするというシーンにも出くわしたことがある。それを実行するのが教育心理学を学んだような人物なら、どんな意図でやっているのか想像できてしまうわけだが、真相は知らない。ただ、学生に「景品をあげるから」と回答を無理強いしたり、「トイレに行く時は教員に断わってから行け」と大教室で言ってみたりと、珍行動が目立ったので笑ってしまった。景品をあげると言った時には、さながら催眠商法のような空気だったが、幸いにもほとんど手を上げる学生がいなかった。そして、大教室の大勢の学生の前で女子学生にも「トイレに行ってきます」と言わせるのか?どんな趣味やねん。