twitterの土俵

投稿者: | 2012年1月28日

twitter社が国別に特定の書き込みを非公開にする仕組みを導入して、検閲を容認したとかいう形で話題になっている様子。
 まあ世の中がtwitterにどんな期待をしているのかわかりませんが、所詮ある会社が提供しているサービスであって、その会社が不適切と判断すれば見えなくするのは大した問題ではないと思っていたりします。例えば2ちゃんねるにしても、どこかの無料ブログサイトにしても同じことで、提供している会社がダメといってしまえば利用者は受け入れざるを得ないだろうというのが私の気持ち。検閲?いやいや、特定の社のサービス上の話なので、その社が規律を設けてしまえばそれに従うしかない。twitter社ってそういう会社なのね、と思う程度のこと。twitterの社会的影響力が大きくなったからと言っても、気に入らなければ同様のサービスを自ら作るべき。そして淘汰されていけばいい。
 そもそもtwitterに関しては明らかに不思議なことがある。例えば政府機関などが「公式」アカウントなんて言っていること。要するにtwitter社にお願いして、認めて頂いた上で「公式」を名乗っているわけで。「公式」なら公式Webサイトにtwitterアカウントを載せておけばよい。「これが我々のアカウントですよ」と公式Webサイトに書くことができるのは公式な立場からしかあり得ないはずなんだから。(もちろん、こんなことを言い出すと、例えばWebサイトの証明書も民間にお願いしてるよね、とかいうことにもなるが、代替手段がなければ仕方がないとも思う。)民間企業がtwitter社にお願いして公式アカウントですよと認めて貰うのはそれぞれの判断で別にいいけど、例えば首相が「公式」なんてチェックを入れて貰っている姿は、私からすれば少々滑稽。