夜の羽田行き

投稿者: | 2013年11月23日

色んな都合で21日の晩に羽田行きに乗って22日の晩に松山に戻るというあまりやらないパターンで東京へ。

ANA599は、JAL1476と出発時刻が同じ。同時にPush Backしてどちらが先になるかはわからないという場面をよく見聞きするわけだが、この日は違った。ANAがPush BackしてからまったりとJALがPush Back。
あれ?向こうの方が搭乗開始も早かったんだけど、同時Push Backしなかったな、とか考えているうちに32 Takeoffに向けて地上を移動。さあ滑走路に入ろうかというところでアナウンスが。

『羽田空港混雑のために当便の離陸時刻は19:59に指定されています。』

この時間帯の便は管制から離陸時刻を別途指示されるフロー・コントロールの対象となることが多い。この便も滑走路の手前で5分間の待機となった。おそらくクリアランスをもらったのがANAの方が先だったために、JALはより遅い離陸時刻が指定されたんだろう。で、この離陸時刻というのが面白いもので、ホントにエアボーンの瞬間、車輪が地面から離れる時間でイイっぽい。大抵、指定時刻の60秒前くらいには滑走を開始する。何だかフライングのようなんだけど、管制官の指示がないと滑走もスタートできない。たぶんこれはOKなんだろう。

巡航中はスムースどころか速度が速すぎて景色を追っていても現在地がわからなくなるくらい。気付いたら徳島が見え、大阪が見え、ボーッとしてたら紀伊半島を過ぎていて、すぐに遠くに伊勢湾が見えた。
フロー・コントロールにかかったぐらいだからスムースに飛ぶなぁ、と思っていたが、急に浜名湖の沖合で北に方向転換した。”こ、これは旋回待機のパターン?”とも思ったけど、浜名湖に近づいたら今度は右に90度くらい旋回して針路が東に戻ったのでホッと。ただ、羽田の混雑は解消されていなかったようで、野島崎を越えてから北西に戻るパターンで大きく曲がるので、先行機、後続機共にたくさん見えた。ウネウネと列を作っている姿を生で見るのはたまりませんな。
最後の富津岬ではあまりにもダイナミックに右にバンクを大きく取って曲がるのでちょっとビックリ。メーデー!などを見ていると『バンク!』と自動警報音が鳴ってるんじゃないかとか色んな余計なことを考えてしまう。アナウンスでも「あいにく気流が悪い中・・・揺れています」と。今のもそう?違うよね、なんて思いながら、でも無事着陸。

ちなみに今回は見慣れないものを見た。右側最後方の座席3列×2人掛け=6席分が、病室を思わせるような、でもギャレーのところと同じような質感のカーテンに覆われていた。何があるのか聞かなかったが、CAさんが近くの座席のお客さんに説明している雰囲気では、別便で使用するためにベッド仕様にしてあったんだろう。ただこの便ではそこの利用客が居なかったものと思われる、中を覗く人が一人も居なかったし。
機内では移送される容疑者とか色んな人を見てるけど、カーテンに囲まれた席は初めてだった。