このオペレーションではお金が掛かる

投稿者: | 2014年12月4日

松山空港を14で離陸すると、職場にもそれなりに音が聞こえてくる。ゴーアラウンドした場合も、もちろんそう。
 で、あれ?何かやっているな、とFlightradar24を見るとゴーアラウンド機としてJJP405。何か不都合でもあったかな、とウォッチしてみたら妙な軌跡を描いていく。
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 何を彷徨っているんですか~という具合。よく考えてみると、北西の風が強いのに14へのアプローチしか航跡がなく、北西風の本来の32にアプローチをした気配がない。「何してるんだろう、32に一度もチャレンジしていないぞ」と思っているうちに北上して東に向かってしまいました。
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 ツイート情報によると、高松空港に降りたようです。説明は「松山空港、強風のため」ということらしい。いやいやそれは…
 高松からはチャーターバス2台がJR松山駅、松山空港に向かったようで、代替手段の手配はしっかり。でも、高松に降りた機材は成田に回送になり、松山から成田への復路便は欠航。別にLCCが嫌いとかそういう話ではないのですが、この便の前後に着陸した航空機は複数あるわけで、こんなオペレーションではレガシーキャリアよりもお金が掛かりませんかね、という話。もちろん、空模様は時々刻々変化してるわけだけど、14はあり得ないし、32には一度も向かってないし、自分が当事者なら何でこうなる?と言ってただろうな。