JALが、い?よ(伊予)東京キャンペーンというのをやるらしい。職場になぜかポスターが貼ってあったので気付いた。
http://www.jal.co.jp/area/shikoku/myj/ehime/
不思議なのは、A賞、B賞、C賞の順番。A賞は地元スーパーの商品券5,000円分が40名、B賞が同じく10,000円分の商品券が10名、そして、C賞が松山・東京往復航空券7名。A賞が高価で当選者数も少ないのが一般的だと思っていたが・・・。
その一方で、JALの奇妙な優遇サービスがニュースになった。「おや?」とTさんのブログで読んで驚いていたが、今日はテレビでも紹介されていた。これについては憤りを感じる。(ネットで見つけたのは昨日分のこちらと今日のこちら。)『稲盛氏の経営哲学を学ぶため立ち上げた「盛和塾」の会員に対し、日航がマイレージの上乗せやツアーの割引などの優遇サービスを実施している』ということらしい。今日の国交大臣の「バースデー割引以外はやらないと聞いている」という言葉も妙だが、これをもし稲盛氏が主導したのだとしたら、根本的に企業経営者としてズレているように思う。
これまで見た範囲では、マイルの上乗せなどの他、上級会員向けのカウンターを使わせたりと、実に奇妙だ。高いお金を払う人や頻繁に利用する人といった愛用者を厚遇するのは当然だとして、あるいは固定費が大きくて少々特別扱いの人を増やしてもコストが増えないのかもしれないが、会長の下に私的に集うグループが特別扱いを受けるというのは明らかにおかしい。会社の資金の出所がどこなのか、B/Sの右側がどうなっているのか、誰が痛みを分かち合ったのか、よく考えるべきだ。会社は誰のものか、といえば、JALは個人経営の商店のような、私的な存在ではない。斜めから読む人なら、「うちの会に参加すればJALをお得に利用できますよ」と、JALを救うためと言いながら自分の団体の勧誘のために使っていると見るかもしれない。(もちろんご本人に端金を集める動機は毛頭ないと思うが)
元々、会長の人選の時点で「何だか、な」という面がある。willcomと京セラの関係を考えても、どうして同一人物が税金を注入されることになった組織の関係者なのか。もちろん、昔、電気通信事業の自由化に際して、NTTに対抗してDDIを設立したり、功績も多いんだろう。自分自身、willcomとの契約期間も13年以上、ずいぶんとお世話になってきた。そして最初はツーカーホン関西との契約だったケータイも、会社の消滅と共にau by KDDIの利用者となった。しかし、今回の妙な出来事は、見ていて呆れる。さて、どこから縁を切ろうか。