搭乗の1時間半以上前の羽田。手荷物カウンターで預けると
「搭乗口が変更になりまして、69番です。遠くて申し訳ないのですがどうぞお早めに」
と。さっさと保安検査場を通過してロビー内で食べる段取りで晩ご飯のお弁当を買ってテクテクと何百メートルも向こうの69番へ。しばらくしてスポットに787-8が入ってきた。ふむふむ、これは定刻で出せるんだろうなと思っていたら自動アナウンスが。
「機材繰りのため搭乗口を変更しました。新しい搭乗口は702番です」
周囲がざわめく。元々65番でそれを変更して69番、更に今度は引き返せという。皆さんゾロゾロと移動を始めたが、702番ということはバス搭乗口なので今からいっても座ることもできないだろう、ということで周囲がガラガラの搭乗ロビーで弁当を食す。
で、のんびりと702番に行ったら案の定、人が一杯。しかも機材を変更していて座席は変更、そして出発が遅れるという。少々のどよめき(ま、私は先にメールで逐一情報をもらってますけど)。さらに搭乗案内時刻になってもバスが来ない… トホホ、と思う頃にようやくバスに。いつもより飛ばし気味のバス、走り出していつまで経っても止まる気配がなく、車内は再びため息モード。はぁ、どこまで行くの…と思っていたら最果てのスポットに見えてきたのはポケモン。さっきの子どもが
「うわー!ポケモンやぁ。アレに乗れるの? アレに乗るの? すごい! すごい!」
と。車内の空気は一変して笑いが漏れ、バスから降りた人たちはこぞって写真を撮っていたのでした。スポットチェンジと遅延の疲労感を一気に挽回するANAの謀略か? そういう謀略なら是非・・・