満席のB777-200で

投稿者: | 2006年9月8日

今日は東京から帰る日、最終便に搭乗となりました。
 週末に向けて帰還する人が多いのか、満席。しかも荷物まで多いのか、かなり重そう。羽田の離陸は34Rでしたが、滑走路のハーフウエイライン?!を過ぎても頭が揚がってなかったり、上昇も結構鈍い。そして房総半島に向けて旋回しながらすぐに雲の中に入ってしまいました。
 本来ならベルトサインが消える頃、CAさんからベルトサイン点灯が継続するとのアナウンス。ふーん、と思って聞いていたけど、とりあえずそんなもんか、と思ってました。所々コトコトする程度の揺れなので、普通ならベルトサインは消灯してもいいはずなのになあ、もしかして延々と上昇中?!
 いつまでベルトサイン点灯してるんだろう、いい加減トイレに行きたい人もいるはず、と思いつつ、私は当然のごとくペットボトルのお茶は買ってあるし、搭乗前にトイレにも行ったので問題なし。うーん、いつまで?あれって静岡だよなあ、と思っていたらもう名古屋上空に差し掛かってきた。そこで操縦席からアナウンス。定例のご挨拶の後、
「本日の巡航高度40000ftに向けて順調に上昇を続けております」
 って名古屋を通過するのにまだ上昇してるんかい?! 重いわけだ。
「なお、この先2カ所に活発な積乱雲があり、当機はそれを避けながら向かって参ります」
 ほう、今日はそんな状況ですか。まるでキムタク主演の「Good Luck!」の最終回あたりを思わせますねえ。
「なお、しばらく致しますとベルトサインを消灯できる見込みでございますが、消灯できるのが約10分程度と考えております」
 結構ハード?! こういう時のためにペットボトルの飲み物は買っておくに越したことがない。案の定CAさんから「ご希望のお客様のみお飲み物をご提供させていただきます」と来た。当然こっちは遠慮させてもらったけど。
ま、名古屋を過ぎ、四日市方面に迂回しているところまでは地上風景を追えたものの、それ以降の暗闇を経て経由地がどのあたりなのか全くわからなくなってしまった。とにかくいつもと違うコースなので、ちらっと街が見えてもどこなのか全くわからない。
 しばらくして大阪が見えてくるはずの頃に、大きな大きな川が見えた。正確には黄河のような大河が眼下に広がった。え?日本にこんな大きな川ってあったっけ?と思ったのですが、どうやらそれは大阪湾だったようで。放映するビデオが無くなったのか、途中からスクリーンに国際線のような飛行ルートマップが映し出されていたのでした。うーん、大きく迂回しているのがよくわかる。
 結局今日の飛行ルートは黄色っぽい線の通り。通常の直線的ルート(水色)とは違って、左に右に結構大きく迂回していたのでした。名古屋?大阪間はみんな迂回していたのか、視野には高度差を付けて3機の飛行機が。さらにすれ違う機もあったりして、どこかの映画のようでなかなか感動的でした。
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