大阪入り

投稿者: | 2008年4月18日

今朝は予想通り修学旅行の生徒さん達と一緒の大阪伊丹行きでお仕事に。
 大阪行きが15分ほど遅い出発ダイヤになっていることも忘れていて早々に空港入り。すると観光バスが並んでいて、中学生がたくさん降りている。そして、ターミナルビルに入って、各地への始発便のお客さんの列が途切れたころを見計らって保安検査場のある2階に移動すると、さきほどの中学生の皆さんも列に並び始めていた。ただ、それにしては列が短い。
 検査場を通過して、D搭乗口に行くと、既に生徒さんがカウンター前に一杯! ん?伊丹行きの前に関空行きがあるんだが、そんなところに固まって座らせるとは、引率の旅行会社サン、ちょっと・・・、と思ったが、いやいや、彼らはどうやら関空行きに乗る。はあ? 関空行きですか?周囲からも「最近の中学生は修学旅行で海外に行くのか?」という声が。そして実際、彼ら関空行きに搭乗。推測ですが、今日の中学校は、関空行きと伊丹行きの2便に分乗なのかもしれない。着陸後の目的地しだいではそんなに時間差はないし。
 で、関空行きの中学生が去ったあとには、また中学生。何組分くらいだろう。そして一般客はせいぜい50人程度。B767-300が満席ということだから、団体さんが160人くらいいるってことだろう。乗ってみると、私の座席が9列、数列後ろからはずっと団体さんであった。
 離陸はRunway32。PushBackされた後、ダイヤ変更で、ともに伊丹からの便であるJAL系が着陸した直後には、ANA系がLeft Downwindで回りこんでくるのが見えた。(ほぼ同着って、何ちゅうダイヤやねん?!) 離陸滑走を始めると、予想はしていたが後ろの方から楽しそうに黄色い歓声。別に気に障る、というものではなく。そして、上昇を始めると、拍手! ん?ここはロシアですか?(昔、父がアエロフロートに乗った時のロシア人客が離陸・着陸で拍手だったらしい)
 巡行はアナウンスがあって19000ft。雨雲は去りつつあるものの、離陸後下界は見えない。再び景色が見えたのは徳島市上空。でもすぐに下は雲に。紀伊水道を超えたあたりで再び操縦室からのアナウンスで、これから揺れるかも、とのこと。でも実はほとんど揺れなかった。ポーンが4回鳴っても何も見えず。右に左に曲がっている気配があっても、全く下は見えない。前方のスクリーンもグレーのまま、ギアダウンの音がした。どこだろう?
 それが、どこまで行っても周囲は真っ白、スクリーンもずっとグレーのまま。って、まさか、ミストアプローチとか?! 今日のミーティングはスケジュール変更があったので、燃料がなくなるまで飛んで神戸にダイバートでもいいんだけど、というわけわからん期待も半分。
 ここまで真っ白が続くのは珍しい。さあ、どうする?と思ってたら、スクリーンに滑走路のライトが!Runway Insight!って叫んでるんだろうか。まるでYoutubeで見る、視界不良の中のILS着陸風景。そして窓の外を見ると、何と阪神高速池田線、昔でいうチチヤスヨーグルトを過ぎたところ、確かミドルマーカーがあるあたり。タイミング次第では結構やばかったのかな? ま、元々International Airportだし、ILSのいいのが付いてるんでしょうけど。
 雲を抜けるとそこそこの視程だったのでここまではひどくないけど、スクリーンで見ているイメージはこんな感じ。

 降機後は時間に余裕があったので、ちょっと様子見。すると、どうやら羽田空港の天候が悪く、フローコントロールしてたみたい。機材があるのに出発させてもらえなかったりする奴。どうやら調べてみると、松山からのANA東京便始発は、定刻出発なのに40分遅れの到着。次便は、出発自体を40分ほど遅らされたみたい。おかげで、ミーティングに東京から来られる先生の到着が遅れた。いやあ、今日の仕事、東京行きでなくてよかった。
 そういや先月、出張で東京に話を聞きに行ったのですが、行ってから知ったのが、その時の模様をNHKが放映する、ということ。じゃあわざわざ直接聞きに行かなくてもよかったんじゃ?!ってことなんですが。どうやら明日放送。「BSフォーラム「危険学から見た 医療の安全」」ってことで、午後4時からNHKのBS2で放送らしいです。放送時間から考えると、かなりカットされてるっぽい。まさか自分が映ってはいないと思いますが。