夢心地と、思い出した出来事

投稿者: | 2008年6月13日

今日の搭乗便、前方寄りの広めの座席、今回の座席は何と、たまご型のFirstClass、間仕切りのしっかりしたタイプである。
 松山から羽田に向けて巡航に入った後はぐっすり寝てしまっていた。寝るなんてトンデモナイ、しかもせっかくのFirstClassなのに(鉄分の多い人が寝台列車で寝ないのと同じか?!)。まあ、今回はA列側ではなく、太平洋しか見えないK列側だし、ベッド状になるシートだし、疲れて寝てしまったんだろう、残念。と、ふとそのことに気づいて外を見ると大島上空。あまりに眠いので再び目を閉じたが、座席ベルトを締めた上から毛布を被っていたことに気づいて、ベルトをはずして毛布の上に回して締め直した。
 ほどなく、スピードブレーキを立てて減速している気配。ベッド状にしているので、Gが体を前に押して、足の方に体重がかかる感覚。もう目を覚まさないと着陸態勢まで時間がないな、というところで目覚めた。何の事はない、家のベッドの上である。夢だったのか。夢の中の目覚めるシーンで夢から目覚めてしまった。どうせなら着陸までのあと20分くらい、夢の中に居てもよかったのかもしれない。ある意味心地よい目覚めでしたけど。
 さてさて、現実の話。どうやら羽田でB777-300のお尻にB747が接触したらしい。大きい者同士だから、か。B777-300はジャンボよりも長いよなあ。777が滑走路端ではないタクシーウエイでHold Short of Runway34Rになって、その後ろを747が通過して滑走路端でHold Shortの待機。これ自体はたぶん見たことある光景だけど・・・。
 ただ、このニュースは調べてみると謎な部分がある。まず、某社はこれが起きたのを11日と書いている。他社は全部12日なんだけど・・・。ま、それは単なる間違いとして、疑問はB777とB747との順序。

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B773のお尻にB747の左翼が接触となると、当然777が先に滑走路脇に来て止まっているから、普通なら離陸順序は777が先。だけど、某サイトで確認すると、この時間帯にはB773の後からB74Dが離陸した状況は見当たらず、B74Dの後からB773が離陸している。要するに、このB773は、何か事情があって後ろのJAL機に道を開けたのか?ってこと。ここまで来てると、わざわざ管制が順番を入れ替えるというよりも、777側の離陸準備の都合から管制に「時間がかかるから手前の誘導路に入りたい」とかの許可を得て後続機に道を開けたと考える方が自然なわけで。そして、わざわざ道を開けてもらった747からすると「道を開けてくれたんだから、早く行ってあげよう」という親切心が働くのも容易に想像できる。ま、こういうのが事故につながりやすいわけですが、はて、このあたりの真相は今後発表されるんでしょうか。
 それにしても、双方気付かずに飛んで行ったというのが怖い。でかい機体だし、操縦席までは音や振動が伝わらないのか。そういえば1985年、羽田がどういう構造で、どういう地上経路だったのか知りませんが、例えばあのJAL123便が墜落した原因に、こういう事がつながっていたりしないのか・・・。ふと思い出しました。