予告は波乱含み、実際は普通

投稿者: | 2008年6月22日

午後の松山?羽田便。国際線機材だからという理由から、そしてどうせ梅雨時期だし、というので、東京滞在は短め。
 いつものように出発の1時間前に松山空港へ。到着機は霧の向こうから降りてくる感じで、直前まで見えない。搭乗便がやや遅れてやってきたものの、この便は折り返しまでの時間が他の便よりもちょっとだけ余裕があるので、問題なさそう。展望デッキでそんなことを確認しつつ、搭乗ロビーへ。同じ出発時刻に伊丹便のQ400がいる。そっちの搭乗口で搭乗案内を待っていると、「伊丹便は、上空の気流不安定によりベルトサインが消灯できない見込み・・・。お手洗い等は・・・」というアナウンスが。ほほう、早速波乱含みだ。
 同じ頃、羽田便に関するアナウンスも流れた。「管制の指示により、お客様ご搭乗後すぐには出発できない見込みでございます。」と。これってもしかして、羽田のフローコントロールって奴ですか?! うーん、上空待機させられるよりはいいか。
 で、定刻にはもうドアクローズしたものの、予定通りPush Backされずに10分弱待機。ま、その間に諸々の安全に関わる案内が進むわけですが。ただ、この機材は国際線仕様。そして今回の座席はClub ANAのビジネスクラスなので、本来なら座席横から小さな液晶画面が出てくるもの。だけど、国内線運行の際には使わない。要するに、酸素マスクとか救命胴衣とか、全部実演。
 実演なのでチラチラッと客室乗務員さんを見ると、名札の上に「訓練生」と。おお、訓練生ですか。そういや以前、着陸前になかなか座らずに怒られ気味の訓練生さん、居たっけ・・・。波乱のないことを祈ります。そうそう、前回国際線機材に乗ったときだったと思う、急病人が出たのは。今回は平穏であることを祈りつつ。
 で、14:51頃、32に向けてTake Off。離陸後、やはり霧に突っ込んだものの、実に薄い層で伊予灘が見えた。でも、旋回しているうちに下は雲ばかりになった。あとは搭乗機の周囲も真っ白で景色も何も・・・。高知近くだろうか、雲の上に出た。でも、上は青天井かというとそうではなく、しかも時々雲のトップをかすめて、そのたびにちょっとビリビリっと揺れたり。結局高度もよくわからないまま、ちらっと那智勝浦っぽい場所が一瞬だけ見えて、後は真っ白。時間的におそらく静岡あたりからはホントに雲に包まれてしまった。
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 何だかエッチラオッチラあちこち振り回されているような感触があったものの、よくわからないまま、下界が見えたのは木更津の工場近く。雨の中を、何のことはない、普通に34Lに着陸。
 何の波乱もなかった。まあ、良かったっちゃあ良かったのですが、下界が見えないまま移動してくると、東京に着いた実感がしない。