子育て応援特別手当

投稿者: | 2009年3月5日

定額給付金については色々報道されているが、もうひとつ、奇妙な給付金が実施されるような話はほとんど騒がれていない。その名も「子育て応援特別手当」。
 国会で「何これ?」と質問されていたのは見ていたが、これが現実に支給される決定になったんだろうか、さらっと新聞を読んでみた程度では見あたらないが、制度の概要はこんなの
・生年月日が平成14年4月2日から平成17年4月1日までに該当する第2子以降の子ども
・世帯主からの申請により対象となる子ども1人あたり3万6千円を支給します
要するに、「平成20年度の緊急措置として、幼児教育期(小学校就学前3年間)の第二子以降の子一人あたり、3.6万円の子育て応援特別手当を支給する。」ということらしい。しかも「平成20年度の緊急措置」と書いてあったから、3年とか5年とか継続する話ではなく、今回のみの単発事業である。
 対象がおかしくね? 第2子が幼稚園児の年齢の場合に限定して、というんだが・・・。うちの子供がそれに該当しないから文句がある、まあそれもあるかもしれないが、そんな私憤で片付く話ではない。この根拠は何なん? 支給予定総額で都合のいい金額になる年齢帯を選んだんだろうか、と考えてしまう。年齢範囲の根拠は何なんだろう。幼稚園に通うからお金がかかる?よくわからん。
 こんな風に手当てを支給するくらいなら、就職氷河期手当とかやってみたら? 根拠としては同じレベルで妥当性があるだろ。さ?て、その場合の年齢制限は何歳にするのかな?
 厚生労働省のWebを見ても、これが現実のものとなったのか、計画なのか、現時点では明示されていない。そもそも厚労省のページを「子育て応援」で検索すると複数ページが見あたるが、各ページの発表日なりが明示されてない・・・。どれがどの時点の計画なのか、現実の話なのかくらい、わかるように書かなきゃいかんだろ。
 ただ、地方自治体のページによると、定額給付金と同時申請できるような計画だから、おそらく昨日あたりに支給が決まったんだろうなあ。野党第一党の党首秘書が逮捕されて騒ぎがそっちに向いているが、こんな政策でいいのか?

子育て応援特別手当」への2件のフィードバック

  1. ブログ主

    ほとんど騒がれていませんね。検索しても地方議会議員のブログが多く、賛成をアピールするものが多いように思います。
     そして、未だに厚生労働省のWebでは古い情報ばかり。

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