新潟、伊丹経由で松山に戻る

投稿者: | 2008年2月29日

今日ははっきり言って移動日です。だって、移動手段が限られていて、最速で結んでも恐ろしく時間がかかる。どうせならバッファを十分に取って、不意に大阪で足止めとかにならないように、と計画したのでした。
 朝からホテルでPCと睨めっこした後にチェックアウトし、11時過ぎ、会津若松駅。元々のプランニングの段階で、郡山に出るか、新潟に出るかで迷った。郡山方面は、福島空港に出るか、仙台空港に出るか、あるいは羽田に出るか。もしかしたら強風かもしれないから大きな機材を選択したいし、と悩んだ挙句、意外と安定的に運行している磐越西線の下り、新潟方面を選んでいたのでした。実際に行ってみてわかったこと、それは郡山?会津若松間はJRよりも高速バスがメインの移動手段として選ばれているようだ、ということ。行かなきゃわからんわな。
 で、昨日の訪問先へのルートと一部重複しながら、未経験の野沢駅から先。どうやら季節によってはSLが走っているという。今回乗ったのは、昨日も乗ったけどキハ110形。気動車の快速が、線路も埋もれているような雪の中グングン山を上がっていき、どんどん山間部に入って。快速だから通過するというよりも、そもそも山間村なのでお客さんがほとんどいないようにも見える。軽量化してあるのか、出力がいいのか、あるいはその両方なのか、快速にふさわしい走りで新潟県に入った先の津川駅では約15分停車、でもそれはダイヤ通りのこと。まるで時代をさかのぼったような、それこそSLの給水みたいだ。あるいは運転士氏の休憩のためなのか?そして山を下って行った先、ウトウトと寝てしまって、起きたら五泉という駅で、ほとんど雪のない世界でした。残念。
 この列車は新潟駅まで直通なので、気楽に移動できましたが、2時間半乗り換えなしの、特急ではない気動車の旅。こんなの久しぶり。下手すりゃ特急しおかぜ・いしづちより快適だ。停車駅間の時間が結構長いので、10分とか程度おきに停車する特急よりもはるかに楽・・・。
 気持ちよく新潟駅に着いて、そういえばヨドバシがある、というので一応寄ってみました。意外と小さかったというか、それなりに品ぞろえはある、というか、微妙でした。そして腹ごしらえをして、空港へのバス。万代口というのを見落として、乗り場を探して迷ってしまって、バスの運転手さんに教えてもらったり。何だか会津の言葉と新潟の言葉は結構違うなあ、と思いながら。ま、田中角栄さんと渡部恒三さんの言葉の違い、というところか。普段聞きなれたのと全く違うイントネーションの言葉というのは、聞いていて実に楽しい。
 新潟空港に着いたら、伊丹行のQ400が出発するところ。まあ、これにも乗ろうと思えば乗れたんですが、大雪で遅れたりした場合を想定して、夕方の便にしておいたので見送り。搭乗便まで時間があるからと言って、飛行機写真を阿賀野川河口から撮ろうにも、徒歩ではゆっくり往復するのは難しそう。ということで、大人しく展望デッキへ。入場料を取るのはちょっと古臭いけど、腰までのフェンスしかないのは申し分なし。
 夕方、日が暮れる前に千歳からのA320が到着、今日乗る奴。数日前まで、この千歳からの便が欠航したり遅れたりしていたが、今日はほぼ定刻!伊丹での乗り継ぎにも支障なさそうだ。
 満席に近い状態で新潟を西に向けて離陸。ほぼ滑走路方位のままドンドン上昇して、柏崎あたりで長野市方向へ。それが、雲の上に出ていたのに、ぐっと出力が絞られて降下した。微妙な揺れが続いたから、少し高度を低めに変更したのかな?。逆におかげで下の景色がよく見える。志賀高原とか諏訪湖とか色んな冬山が見えて実に楽しい。名古屋辺りからは景色が見えなくなって、次に明かりがよく見えたのはもう奈良。大阪教育大、八尾空港を見ながらILSコースに沿って着陸は32L。ん?ちょっとバウンドした? そういや今日はコックピットに3人の制服姿が見えましたけど、ちょっと減点って感じなのかな?
 乗継便は12番スポット。あの、例のプッシュバックなしで出発するスポットということで、やはり期待通り。赤の点滅が始まっても移動せず、静かに停止したままエンジンスタート。こんなの、CRJ乗った時くらいか。そして自力移動開始、再び32Lへ。何か雲が多かったようで、離陸後しばらくしてやっと見えたのが高松くらい。延々と低い層の雲のすぐ上あたり。その後高度が結構下がったかな、ボチボチ尾道あたりかな、というところでベルト着用サインとポーンが4回。ん?早いなあ、まだしまなみ方面に曲がってないぞ、と思いつつ。しばらくしてコックピットからCAさんを呼ぶピンポンが2連発。ん?まだ曲がってないし、何かあったか?と思ったら、すかさず
「業務連絡、客室乗務員は・・・(微妙な間)」
何だ、何だ?と不安がよぎったら「速やかに着席してください」と。ありゃ?松山の天候は晴れ、って言ってたのに何かあるんだろうか、と思いつつ。2分ぐらいしただろうか、かなり激しく揺れ始めた。ストロボライトが機体を包んでいる。これって雲の中じゃん!その後グワッ!と激しく揺れて、「御気分のすぐれないお客様は」って・・・。着席の指示が出ててよかったよ。松山到着約10分前の場所といえば、以前CAさんが怪我したと思う。エンジン出力は激しく変化するし、機体の受ける風の音も激しく変化する中、でも、まだ大きく左折してないよなあ、どこだ?ここ、という状態。
 手に汗握る中、揺れながらも大きく2回ほど左折してILSアプローチかな?という感じで着陸。出発が結構早かったのに遅れたのはかなり迂回したのかな?