このところ、またCMSのインストール作業に時間をかけていた。以前からXoopsやらDrupalやら色々と試しているわけで、今回はJoomla。これらCMSを試すにあたっては、2回の壁がある。インストール作業の壁と、コンテンツを構成する時の壁。
まず、インストール作業の壁。CMSのほとんどは、元々PHPとMySQLのインストールされたサーバに入れることを前提にしてある。そしてWebサーバには当然Apache。この環境ではないところ、つまりWindows2003 ServerにCMSを入れるので、色んなところでつまづく。データベースのインストールからしてうまく行かないことも。今回のサーバには、以前一度MySQLを入れたものの、削除した。PHPも。なので、MySQLとPHPのインストールから。MySQLは、インストールを何度やり直しても、サービスの開始段階で失敗。なんでだろう。可能性としては、リモートデスクトップから接続しながら、遠隔でインストールしていたことも理由として考えられる。
PHPに関しては、Microsoftが最近関連ページを用意していたので、その中のはじめてのPHPというPDFファイルからZend Core2.0を利用する、というあたりを参考にした。まあまあ順調にインストールできた方だと思う。
で、準備が整って、Joomlaのインストール作業に着手したものの、1.0系ではどういうわけかMySQLとうまく接続できない。ググっても原因がわからず、結局最新の1.5系では問題は起きなかった、という記事を見て、1.5系を再インストール。何のことはない、無難に動き始めた。
ということで、インストールが比較的スムースだったわけですが、問題はCMSの中身。Joomlaはドイツ生まれでしたっけ。とにかく、何をどこに置けばWebサイトとして成立させられるのか、根本的なことがわからない。コンテンツ自体は今あるものを置き換えていくだけなんですが・・・。しかも、今回CMSを試す目的は、誰でも簡単に記事を書き足したりできる状態にすること。管理者自身が戸惑っているようでは、誰かに委ねることはできない。
そもそも何がわからないかがわからない、という状態。これが海外製CMSを使うたびに思うこと。モジュールやらカテゴリーやらセクションやら記事やらメニュー。それらの言葉の位置づけがさっぱりわらかなくなる。今回のJoomlaも、結局サンプルデータを元に「モジュールって何?」とかいう状態。要するに、原語で考えている人たちにとっては、概ねどれがどういうものを指すかイメージできるのに、私にはそれが共有できてない、ってことなんでしょう。経営学方面の用語でいえば、例えばジョブとタスクの違いなんて、さらっと英語の授業として聞いただけではわかんないわけで。要するに言語の壁というか、言語の背景にある文化の違いが壁なんでしょうなあ。
で、悪戦苦闘しながらも、サンプルデータを出発点に、自分なりに組み立て直してます。どうもJoomlaをタイトルに入れた和書というのはうまく見つからない。ネット検索でふんばるしかないってことか。洋書だとニュアンスとか概念が違う場合ために、読解に努力を使い果たしてしまいそうだ。