DREAM LIFTERを見る

投稿者: | 2014年9月28日

セントレアでの搭乗待ち、夕日が綺麗だろうな、と展望デッキへ。望遠を構える人が多くなかったので大物が降りてくる気配はないものの、とりあえず夕日が正面に見える場所に陣取って。

すると何だか縦横比を間違ったようなものがファインダーに入ってきた。で、よく見るとDREAM LIFTER。

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動いているところを見るのは初めて。

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夕日に絡んでくれました。大物が来るとビビってしまうのはいつものこと。

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兄弟分というか、姉妹というか、うまくフレームに収まってくれました。照明柱が被ってしまったけど。

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世界に4機しかないDREAM LIFTERが見られるのもセントレアの魅力。あの巨体が飛ぶなんて、生で見ても驚き。

関空~松山

投稿者: | 2014年9月20日

関空~松山というのは距離が短くて、ジェット機でも高いところまで上がらない、というか上がれない。ANAでいうと松山-羽田便だと40,000近くを飛ぶことも多いのに対して、伊丹~松山だと20,000ftの少し下あたりを飛ぶことが多い。そして関空-松山間をANAが飛ばなくなって随分と時間が経ったのでANAがどれくらいの高度で飛んでいたのか忘れてしまったが、普段のピーチの関空=>松山便では18,000ftあたり、松山=>関空だとさらに距離がないせいで15,000ftあたりを飛ぶことが多いように思う。

で、先日ふとFlightradar24を見ていた時に、妙に低めの高度で飛ぶA320を発見、MM309便。とりあえず「ふーん」と気にしつつ、後日チェックしてみると全体を通して10,000ft以下だった。というより関空離陸後の明石海峡付近で10,000ftまで上がったのに(下の図)

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10,000ft到達後すぐに高度を下げてしまい、小豆島からこっちは6,000ftで巡航していた。(下の図)

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10,000ft以下というのは速度制限があったり燃費が悪かったりなので、いくら距離が短いとはいえ遅れている便がわざわざ選んで飛ばないはずだし、6,000ftなんていうと伊丹行きの便が関空の脇を通過する時の高度に近い低さ。あまりにも珍しい高度を選択している、ということで、この機材の関空への折り返し便もチェックしてみた。

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何やってるんだろう。復路便も9,000ftといういつもよりかなり低い高度で巡航していた。これはパイロットさんの好みなのか?あるいは今後そういうフライトプランで行くのか。

話し言葉と書き言葉

投稿者: | 2014年9月13日

職業柄、教室で喋って物事を伝える場面がよくあるが、いつも気になるのが話し言葉で伝えることの難しさ。

例えばテレビのクイズ番組を見ていると、スタジオ内の解答者はアナウンサーの声を耳で問題を聞き、答えている。しかし視聴者は問題を字幕の文字を見つつ、アナウンスも聞いて考えている。このような場合、視聴者の方がスタジオにいる解答者よりも正解を導きやすいと思う。そんなことを考えている時に次のようなツイートが目に入った。

これは実に面白い。記事を読むと、

問題は「11(イレブン)」から始まる。英語にはこの数字に固有の名称があるが、中国語(日本語、韓国語などでも)ではその数字を「10-1」と訳せる言葉で表現し、口に出すときは「10」が先にくる。これにより桁の値を理解するのがより簡単になり、記数法が10という単位に基づいているというこがより明確になる。

とある。このあたりは以前から気になっていた。数字の11を英語で『聞く』と [11] が [10+1] ではなくなる。算用数字で書けば英語圏でも共通なんだろうけれども、話し言葉になると11, 12あたりが特に微妙。まあteenが付くあたりはまだわからないではないが、一桁目が先に来て二桁目が後に来るという謎。この記事にもあるように、算数の勉強に関してはこのあたりは少し障壁になる可能性を感じた。

そのことと関係あるのかないのかわからないが、欧米でのお釣りの計算方法についても面白い話を聞いたことがある。皆が皆そうだとは思わないが「お釣りを足し算で考える」というのである。700円の商品を買う時に1,000円札を渡したとしよう。日本でのお釣りは、 [1,000円-700円=300円] と考えるだろう。しかしそこを足し算で考えるとどうなるか。

店員:1,000円札を受け取った=客に渡すべきは [700円の商品+100円玉が1枚、2枚、3枚]

つまり店員と客とが等価交換をして、1,000円に数字を合わせていく形でお釣りを出すというのである。
まあこの話は欧米で少し暮らしたことがある人から聞いたものなので、ホントに多くの人がそう考えているかどうかはわからない。単に計算に弱いだけかもしれない。ただ、考え方の違いというのはそういうあたりにも存在するのかな、と思う次第。

ちなみに、数字に三桁区切りでコンマを付けるのは本来日本語には馴染まない。これはthousand, million, billionのような英語の数え方にふさわしくできている。日本語流なら四桁ごとにコンマを付けた方が読みやすいのに、というのは板書をしながらいつも思うこと。

ブルーインパルス@因島 Part 2

投稿者: | 2014年9月2日

この間の続きでブルーインパルス。

IMG_8066-1 ちょっと演目の順序がズレているかも知れませんが、これは桜を描いているところ。5機ならオリンピックというところで、見ている側はどうしても東京五輪のイメージを抱くようで。実際には6機いますね。
6機がパッと散らばって「どこに行ったんだろう」と探しているところでいきなりそれぞれが白い線を描き始めるので周囲もどよめきました。描き終わる頃には拍手が… 

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スモークの光と影というのも見ていて面白かったひとコマ。この画はもう少し寄れたらもっと面白かったかもと思いつつ。

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かなり近くを飛んだときの姿。この間隔でガンガン飛んでいるというのはスゴいの一言。

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ひとかたまりの集団で飛んできて三角形に広がる。この三角形の状態で輪を描いていく。広がったら広がったで、位置関係の精度に依存して美しさが決まるんだろうなぁ。

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小さくまとまっていたのが急に散らばり始めるので、これも大きな歓声が! まるで花火を見ているような感じ。

今回見て思ったのは、全国レベルでブルーインパルスを追いかけている人の気持ちが少しわかった気がする、ということ。「こう撮れば良かった」なんてことがたくさんあって「じゃあ次回こそ」と思っても、この因島周辺で展示飛行なんていうともう何十年、あるいは二度とないかもしれない。全国で考えても同じ場所ではせいぜい年1回なんだから、あの美しい姿を捉えるためにはその度にそれぞれの場所に出かけることになる。まあ、機会があれば是非また見てみたいと思った。

 ちなみに、今回撮影したのはこの場所。展示飛行終了後は白滝山から脱出するのにすごく時間がかかった。本当は島の南側に向けて坂を上る形で出発したかったのに、方向転換する余地もなく、クルマに乗り込んでからもなかなか動かなかった。
山道を下りてきた終点のところ、国道317号線の交差点では警察官の方々がメイン会場方向にクルマが行かないよう誘導していた。あのおかげで山のクルマが捌けた気がする。感謝、感謝。

ブルーインパルス@因島 Part1

投稿者: | 2014年8月31日

飛んでいる軍用機を撮る機会が元々ないので、あんなに速いものをちゃんと撮ることができるんだろうかと思いながらブルーインパルスを見るために因島へ。実は家を出発して15分程度で文字通りのアクシデントに見舞われて、行けるかどうかというところだったものの、クルマを乗り換えて移動。

撮影ポイントはGoogleストリートビューでクルマを止める場所も含めて念入りにチェックしていたものの、白滝山のポイントに近づくと路肩にはビッシリと駐車車両、そしてクルマが先に進めないレベルに。今さら後にも先にも進めない状況で「ははーん、これは駐車場に止められるレベルではなさそう」ということで、目的地のかなり手前の路肩にあった1台分のすきまにクルマを止めてポイントまで徒歩移動。考えていたポイントは既に大量の人であふれていて海岸が見えるあたりは入り込む隙間もなく。カメラを振り回せる状況になくどうしようかとふと見たら畳4畳半くらいの巨石がひとつ。男性がひとり陣取っていたので、お隣構わないですか、と一声掛けたら「よく見えますよ、どうぞ」ということで次男と石の上に。これがまだ3時20分前後、もう車道はクルマが動かない状態で、とりあえず止めておいてよかった…

IMG_8060-1 で、大きく広がって5機登場。壮大な姿に思わず歓声が上がりました。

意外とまったり飛んでいく感じで、これなら撮れそうかな、と。そして、6機編隊で来ているので、他の1機はどこかでホールドしているんだろうなぁ、なんてことを思いつつ。

BW0T6297-S こちらは夏空に6機編隊。
5機、6機が揃うと壮観。編隊が分離したり合流したり、上空で止まることができない中、位置合わせとか大変なんだろうな、なんてことを思いつつ。

BW0T6323-S スモークがあると、さらに美しい。それと、一機だけを撮るのと違って、機体に寄り切れなくても編隊だから何とかなる。
それにしても先頭のブラストを受けるポジションは大変だろうなぁ。

BW0T6378-S 1週間前まで、あるいは前日までは天気が心配だったものの、いい具合に晴れてくれました。
300mm程度でここまで寄れたのは山に上がったからかな?海岸から撮ることも考えたものの、島々(山々)を縫って飛ぶんだからと高いところをチョイスしたわけで。白滝山頂上も候補に考えていたんですけどね。

この日は300枚程度撮ったようですが、自分としてはまあまあの打率かな? 旅客機を撮っているときよりも高めかも知れない。ま、あと数枚は後日掲載してみましょうか。